ラジオ童話のつくりかた☆

※【この記事を書くことにした経緯】は文末にあります☆  

…というわけで、ラジオ童話制作過程をまとめてみました♪
先日UPした『クリスマスプレゼント』をもとに整理してたものです。
興味のない方はスルッと飛ばしちゃってくださいね♪

 『クリスマスプレゼント』はコチラ♪ https://note.mu/asaginokaze/n/n79f03a67077a

【用意するもの】
・脚本(形式自由。読みやすいもの)。
・録音機材
  ※私が使っているものはプロフィールの下の方に記載しています。
   気になる方はご覧ください☆       https://note.mu/#!/asaginokaze/n/n7aeadcc5c776

【ラジオ童話制作過程】
①    ナレーションを録音する。
 まずは骨格となるナレーション部分を録音していきます。
 台詞部分は仮という形で入れてもいいし、飛ばしてもOKです
 (時間調節は後でどうにでもできるので)。
②    台詞パートを録音する。
 続いて、別のトラックにキャラクター一人分ずつの台詞を入れていきます
 (そのキャラの最初の台詞から最後まで)。
 ・台詞と台詞の間を3秒程度空けておくと、編集の時にラクです。
 ・必要があればボイスチェンジの処理をします。
 声を依頼する場合は依頼をかけます
 (※1 その際、心がけることについては後半に記載しています)
③    ノーマライズし、ノイズ等をチェックする。
 これは私のやり方なのですが、複数の音が重なることを考慮して
 ノーマライズは控えめにしています(ナレーションで70くらい)。    その後、聞き苦しくないかチェックし、
 必要に応じてノイズの処理(目立たなくするor Delete(削除)する)
 をしておきます。
④    メインのナレーションに合わせて台詞をカットして、
 (同じトラックから移動せず)該当部分に貼りつけてゆく。
 ・必ず最初の部分から順番に進めること。
 ・間の取り方など、納得いくまで調整してから次へ進むこと。
 ※適当なまま進めてしまうと、後からやり直すことになり、
  ラストまで全部ずれ込んでしまい泣きたくなります(経験者談)
⑤    同様に効果音・BGMを入れてゆく。
  台詞の位置が確定したら、効果音→BGMの順で入れていくと、
  タイミングを合わせやすいと思います。
 ※効果音・BGMはフリー素材がたくさん出ています♪
  ルールを守って使いましょう☆
⑥    バランス調整→mp3ファイル
  ナレーション・台詞・効果音・BGMのバランスを調整し、
  必要に応じてゲイン、panなどで臨場感を加味して完成です♪ 

  
(※1)
第三者に出演を依頼する場合に心がけたいこと

◎できるだけ相手に負担をかけないようにしましょう
たとえば、台本はPDF等に変換して送ることをお薦めします。
(台詞少ない場合は別として)台詞をメール本文にズラズラと打ち込んで送っても、相手のPCやメールの設定によっては読みづらくなってしまいます。特にWin-Mac間では文字化けやズレが生じやすいようです。
打ち直しやコピペなどの手間を、相手に強いることが無いように心がけたいものです。
 
◎できるだけ録り直しを防ぐように配慮しましょう
自分の脳内でイメージしている世界は、相手のイメージと違うことが往々にしてあります。言葉で説明しなければ伝わらないので、できるだけわかりやすく文章を添えて、理解してもらえるようにしましょう。
こちらは実際にじゃこさんにお渡しした台本です。

相手の方は、何も知らない状態で感情を込めた台詞を言わなければいけないので、できる限りその立場になって、考えてみたつもりです。 

◎共同制作者ではないという認識を持ちましょう
これは作り手の判断に任される部分かもしれませんが、声優として出演していただく場合、あくまで声だけをお願いするわけで、共同制作者ではない…という認識を持つことが必要だと感じました。
なので、私は敢えてシナリオの内容を伏せました。
役柄も(本当は見た目にコンプレックスを持つドラゴンだったのですが)一切明かしていません(メール参照↓)。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
(メール抜粋)
【作品について】
『クリスマスプレゼント』
せつなくて優しい気持ちになれる(のを目指す)恋愛童話です。
初めて聴くときのワクワク感をじゃこさんにも味わっていただきたいので、シナリオは伏せておきます(笑)
じゃこさんにお願いしたいのは主人公の青年。
リリーという女性に恋をしている、一途で優しい、真面目な男性です。
台詞はメールだと文字化けや読みづらい場合があるので、
pdfでおくりますね☆ DL→ http://xfs.jp/A9GTJ
太字で書いた部分をお願いしますm(__)m
台詞と台詞の間は2~3秒程度空いていると助かります。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
このようにすると、相手も作品に参加しながら、なおかつ仕上がった作品を楽しむこともできます。
もちろん「こうしなければいけない」わけではないのですが、参考までに☆  
 
以上で、だいたいの流れになります。
細かい部分は端折っているので、解りづらいところもあるかと思います。
何か質問があればコメでもメッセージでもお気軽にどうぞ♪(*^.^*)  

 
 
【この記事を書くことにした経緯】
先日ラジオ童話『クリスマスプレゼント』を制作するにあたり、
土田じゃこさんとコラボさせていただいたのですが、
その際、じゃこさんからこのようなご提案をいただいたのです☆  
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
(メール抜粋)
「この制作のかたち、ぜひみなさんに知っていただいて、こういったコラボが増えればなーと思ったりもしております!月里さんにいただいた台詞と、演技指示は的確で、かつ物語の全容がわからないようご配慮いただいていて、素晴らしいものだとおもいます。もし、お時間あるときで結構ですので、その制作の過程などノートにまとめていただいて、今後のノート上での制作のスタンダードとなればと勝手に妄想しております。」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  
で。
じゃこさんのこのお考えにとても賛同しましたので、今回の『クリスマスプレゼント』制作の過程を綴ってみることにしました☆
まだまだ、不十分で至らない点もあると思いますが、
少しでも参考になれば幸いです♪

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