たくさん働き、たくさん旅をする
会社員歴10年目を超えた私は今、自分で稼いだお金で旅行をするのが幸せで仕方ありません。
いつも私の頭の中の天使が「最近がんばって働いたし、贅沢しちゃお〜」と囁いています。
天使のおかげで、旅先のレストランでは好きなものを注文し、体験したいアクティビティには体力の限り参加し、きれいな景色を見て、お土産も心おきなく買っています。
こんな私ですが、小さい頃は旅行にお金を使う大人になるとは思っていませんでした。
この記事では、私と旅の関係の変遷を辿っていきます。
小学生〜高校生の頃の記憶
記憶の中でいちばん古いのは小中学生の頃、旅行好きの父に連れられて家族みんなで国内旅行に頻繁に行っていた頃のこと。
率直に言って、あの頃は土日のお出かけが大嫌いでした。
1泊2日の土日の旅行があると、友達と遊ぶ約束できないし、部活も行けない。
特に覚えているのは中学1年生になったばかりの4月に「GWに飛行機で沖縄に行くぞ!」と言われた日のことです。
「入部したばかりで練習試合があるのに部活3日も休まなきゃ行けないの?!なんで勝手に決めるの?!」と喧嘩した記憶が鮮明に残っています。
そのまま反抗期に突入したので、高校生の時は、家族旅行にできるだけ行かなくてすむ方法をいつでも考えていました。
大学生の頃の記憶
この頃は友達とよく旅行にいきました。
当時の写真を振り返ると、友達と旅先で撮った2ショット、3ショット、集合写真がたくさん出てきます。
しかし残っている写真はインカメで撮った自分達の顔ばかりで、せっかくの旅先の風景が画角の1/5くらいしか映ってません。
どの写真を見ても旅行が好きというより、「友達と過ごす時間が楽しくてしょうがない!」という顔をしています。
ただ、その頃から夜景やイルミネーションは大好きで、その景色だけはきちんと残していました。
(あの頃は「夜景が綺麗に撮れるデジタルカメラ📸」にバイト代をはたいて、旅行に持っていきましたが今見るとやはり粗いですね!)
社会人5年目、上海の夜
時は流れ社会人5年目になり、すっかり仕事に慣れたものの、日々の業務に忙殺されて少し疲れていた時期がありました。
そんな時、家族でイギリス旅行に行くことになり、飛行機の乗り継ぎの関係で上海に6時間ほど滞在しました。
そこで私の価値観が変わります。
何が私を変えたかというと、上海の夜景に圧倒されたのです。
(iPhone8の頃です。粗くて感動伝わらないですね!)
「ちょっと飛行機で飛んだだけでこんな綺麗な景色あるんだ!」と、仕事で疲れてモヤモヤしていた頭が晴れていくのを感じました。
「上海のこの夜景を見るにはいくら出せばいいんだろう?」とぼそっと呟くと、近くにいた日本の方が「日本からなら5万で1泊できるよ」と教えてくれました。
その時「この感動を5万で味わえるならすごく有意義な使い方だなあ。また働いて見にこよう。」とおぼろげながらに思いました。
また、夜景を見ているうちに頭が整理され「家に帰ったら仕事のやり方もう一回考えて、また前向きに働こう」と決心できました。
旅と仕事のループを意識する
ここまで読んでいただいて薄々お気づきかと思いますが、私は本業が好きでその息抜きのために旅行に行っています。
旅行に向けての気の持ち方は、現実逃避とはちょっと違う、こんなループをイメージしています。
1.たくさん頭を使って働く
2.ご褒美に旅行をする
3.素敵な景色をたくさん見る
4.記憶が整理される
5.やる気が出てくる
6.気持ちを改めて仕事に行く
7.また1にもどる
中学生の頃の私は、こんなに素敵な幸せループを作れる大人になれると思ってませんでした。
これからも仕事と旅が相乗効果を生み出し、人生がアップデートされるよう「たくさん働き、たくさん旅をする」を体現していきます。
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