見出し画像

【AWS SAA】Solution Architect Associateとってみた【勉強方法】

こんにちは。M研の村瀬です。私事ですが、3月にAmazon Web Service(以下AWS)の認定資格Solution Architect Associate(以下SAA) を取得しました。今回は資格取得までに私がやったことや、やっておいて良かった事などなどを皆さんに共有したいと思います。このブログが誰かのSAA取得の一助になりますと幸いです。

AWS 認定資格Solution Architect Associate とは

AWSは言わずと知れたクラウドサービスです。AWSではAWSの習熟度を証明するために、認定資格を用意しています。認定資格は大別するとレベル・専門別にFOUNDATIONAL、ASSOCIATE、PROFESSIONAL、SPECIALITYの4種類存在します。また、それぞれの中に細分化された試験が存在し、合計で12種類の認定資格が存在します。今回紹介するSAAは、ASSOCIATEレベルのSolution Architectという資格です。詳しくは公式の情報をご参照ください。

公式からSAAの試験概要を抜粋します。

■試験概要

時間:130分
出題数:65問
合格点:720点
受験料:150USD

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate

受験方法

受験方法として、テストセンターでの受験と自宅での受験が用意されています。私は、テストセンターでの受験を選択しました。自宅での受験の方が気軽に受験できて良いように思ったのですが、部屋の環境を整える等、様々な制約がありテストセンターでの受験を選択しました。

■テストセンター
テストセンターでの受験はCBT(Computer Based Testing)を提供するピアソンVUEとPSIという2つの事業者から1つを選択して、受験予約を行います。私はピアソンVUEという事業者を選択しましたが、2つの差異はテストセンターの所在地ぐらいだと思います。従い、自分の都合の良い場所にテストセンターがある事業者を選択すれば良いと思います。また、予約期限は前日までですが、直近の土日は満席であるテストセンターが多く、仮に空いていても時間が限られているため、余裕をもって1ヶ月前ぐらいまでには予約することをお勧めします。私は、運良く1週間前の予約で都合の良い時間に空席がありましたが、少し遠いテストセンターでの受験となりました。

書籍

まず、私は書籍を利用して試験勉強を行いました。主に利用した書籍は以下の2つで、受験後振り返ってみると、書籍を用いた勉強は解説書 + 問題集の2冊で十分だったと感じました。また、普段から頻繁にAWSを利用している方は、解説書を飛ばして問題集のみを用いて問題に慣れていくだけでも十分であると感じました。

■解説書

■問題集

オンライン講座

書籍での勉強を終わらせた後、出題に慣れるべくudemyの模擬試験問題集をひたすら解きました。

大体1.5周ほど解きましたが、この対策が合格に一番効いたと思います。この模擬試験問題集には、基本問題1セットと高難易度問題5セットの合計6セットが含まれています。基本問題は本番の試験より易しく感じましたので、高難易度の模擬問題集を重点的に解くことをお勧めします。高難易度の模擬試験問題集の1周目は概ね6割程度のスコアでした。(合格点が720点なので、内心焦りました…)

udemyのお勧めの使い方

  • 高難易度の模擬問題を重点的に解く。

  • 1周解き、間違えた問題は解説文だけでなく、BlackBelt(AWS公式のサービス解説)等を参照し周辺知識も補足する。

  • 2周は解きたい。(私は時間が足らず1.5周で受験日になってしまいましたが、2周解くことをお勧めします)

期間

受験までに行った勉強期間は約1.5ヶ月ぐらいでした。1ヶ月間書籍で勉強をした後、私事により1年ほど期間を空けて、勢いで受験を決めてから2週間ほどudemyの模擬試験問題集をひたすら解いていました。

■1ヶ月
土日2時間ずつ平日の2〜3日の1時間ほどを使い書籍2冊を読了。

■直前の2週間
土日6時間ずつ平日3時間ほどを使いudemyの模擬試験問題集回答と復習を1.5周行った(本当は2周したかったのですが、勢いでタイト目なスケジュールを組んでしまった為1.5周で当日を迎えました)。

受験の結果 & 感想

■結果
780点で合格でした。

  • 受験終了後の画面に合否が表示される。スコアは表示されない。

  • 公式のスコアレポートにはタイムラグがあるが、メールで当日に届いた。

■感想(個人の感想です)

  • 出題傾向/範囲はudemyの模擬試験問題集を網羅していれば十分。

  • 難易度はudemyの高難易度問題集よりもやや易しいと感じた。

    • 問題のレベルは変わらないが、サービス問題的な易しい問題の出題数がudemyの高難易度問題よりもやや多い印象。

■反省(自戒)

  • 受験の予約は計画的に行う。勢いで受験予約をしてしまった為、udemyを用いた学習が間に合わなかった。

資格取得のメリット

今回の資格取得を通して、様々なメリットを感じました。以下に直接的なメリットと間接的なメリットに分けて紹介しますが、個人的には間接的なメリットの方が重要であると感じました。学習を通して体系的な知識を獲得することで、日頃の業務の中で適切なAWSサービスの選択やシステムのデザインができるようになったと感じます。

■直接的なメリット

  • 客観的に自分のスキルを知ることができる。

  • 合格すると次回のAWS 認定資格の受験料が半額になるバウチャーが貰える。

  • 認定デジタルバッジが貰える & AWS Summit等で資格取得者用のラウンジに入れる。

■間接的なメリット

  • AWSサービスについての習熟度が上がる。

  • 合格/不合格にかかわらず、体系的にAWSについて学ぶことができる為、普段AWS サービスを使うだけでは身につく事が難しいAWSサービスの全体観 & 体系的な知識が身につく。

  • 適切なサービス選択 & システム設計ができるようになる。

まとめ

今回は、AWSのSAA取得までに私がやったことをご紹介いたしました。udemyの模擬試験問題集はテスト本番の形式にも慣れることができ、合格をするという目的の為には非常に効率の良い教材だったと思いました。また、資格取得までの学習で身についた知識は、AWSを扱う業務を行う上で非常に役に立っていると感じています。このブログを読んだ皆様も是非AWS認定資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

今後

受験料半額バウチャーを利用して、年度内に上位レベルのSolution Architect Professionalを受験する予定です。資格取得できましたら、改めて資格取得までにやったことなどをご紹介できればと思います!

注意

ブログを書き終わった後に気づいたのですが、SAAの現行形式の試験を受験できるのは2022/8/29まで。2022/8/30からは形式、出題範囲が見直されます。

(メディア研究開発センター・村瀬友広)