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B級珍スポットを略してたら注意された

最近話す人みんなに開口一番"ピクミン"と言われます。
人と話す共通の物事ができて嬉しいです。ニンテンド~さんありがとう。
あとは岩ピクミンを現実に生成する方法さえ思いつけば言う事ありません。
ニョロニョロも一緒にどうにかならないかな。

階段を降りようとするとシルバーバックゴリラみたいな歩き方になる

昨日は低山登りに行きました。

こういうのを探すのがSUKI

予定では16時過ぎには家に帰ってきて日記をのんびり書こうと思っていたのですが、現地で、バスに乗る人が多過ぎて1時間待ち、山頂付近で人の渋滞に巻き込まれ1時間岩場で並び、帰りもバスで1時間待つという修行をしてきました。
朝早くに家を出たので暗くなる前に山から下りれたものの、家に着くころにはヘロヘロでした。

朝のバスがあまりにも混んでいたので帰りも相当混むだろうと予想して、山頂に着いた後休憩もそこそこに下山しました。
しかし、そのためか太ももが筋肉痛になってしまったのです。

山はあまり無理をしないで行動することが大事なので、普段はこまめに休息を取り、山頂でしっかり休んでストレッチしてから山を降りています。
少しの休息がないだけで、今現在階段が辛くなるほどの筋肉痛になるとは…。
普段は気持ちの良い疲れで、次の日には元気に行動できるのでここまで差が出るのは驚きです。

最近、筋肉痛は蓄積した乳酸が直接的な原因ではない…みたいな記事を見ました。
自分の行動を鑑みるに、長時間の運動によるストレスと水分不足によって身体が酸性に傾くことも疲れが溜まった一つの要因な気がします。

複数の要因で引き起こされるものだとは思いますが、ここまで「イテエ~~!」となると筋肉繊維がぶっ壊れてるだけかもしれません。
なんか筋肉が傷付く様子を思い浮かべてたら「さけるグミ」が食いたくなってきたのですが、この気持ちはなんでしょう?

昨夜はニョロニョロのぬいぐるみ(3体)を足にはさんだらグッドな感じで寝れましたが、朝起きたらへにょへにょに犠牲になったニョロ助たちが隣にいました。許して……。

がに股よちよち歩きになるので買い物は諦めて、今日は家で掃除したりぼーっとしてました。

そういうときってあるよね

液タブを導入してから油絵っぽく塗るのが簡単になって嬉しいです。
板タブよりもアナログに近いです。
姿勢がバチクソ悪くなるのだけはどうにかしたい…。デスノートのLになってるときがあります。

何も考えずに描いてみたらくしゃみをする3秒前みたいになった

最近は美味しい親子丼が食べたいということと、友人に触らせてもらったipadがすごかったので欲しいと思ったものの調べてみたら種類が多過ぎてパンクして「まあ、なくてもいいか」と開き直ったことしか頭に浮かびません。

なのでたまには私の趣味のひとつであるB級スポット巡りの手記と写真を公開したいと思います。
手記はそのままの形で打ち込んでいます。変なところは優しくスルーお願いします。

B級スポット巡り「東松山編」

補足。一人散歩・自転車やバスワープなし。
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◎全行程14.36キロ
東松山駅→ポンポン山公園→八丁湖公園(黒岩横穴墓群)→吉見観音→岩窟ホテル売店→吉見百穴→岩室観音堂→岩窟ホテル(外からちょっと眺めて思いを馳せた)→東松山駅

10時20分ごろ東松山駅に到着。

朝ウキウキと握ったおにぎりとおやつの栗饅頭を忘れてしまったのでファミマで赤飯とどらやきを買った。
おにぎりを握るのは遭難したときの非常食でもあるが、お気に入りの景色の中で食べるのが楽しすぎるのだ。
少し落ち込んでいたため駅にファミマがあってくれてよかった。

9月18日、もう9月下旬に差し掛かるのに気温は34度。
本当は陣馬山を登ろうかと思っていたが、なんとなく朝のんびりとしてしまったし、まだまだ暑いしでB級スポット巡りとなった。
ポンポン山まで1時間半ほどかかる。6キロちょっとひたすら歩く。

11時ごろ、一級河川の市野川を通る。

川があるととりあえず撮りたくなる。

遠くには大きな鳥がいた。なんだろう。サギかな。
「一級河川」とは私達の生活に大きな影響を与える川のこと。洪水とか。国が管理しているらしい。

ちょっとしたアップダウンが続く。

坂の上から見下ろす形になると、遠くの家の屋根の色と広い空が絵画みたいに見える。気持ちが良い。

11時半ごろ、日焼け止めを3重に塗ってきたが腕がピリピリしてきた!
急いで日傘を指す。顔は帽子を被っているためかピリピリしていない。

11時50分ごろ、ポンポン山公園に着いた。高負彦根神社の境内裏にある岩山のことだ。

ポンポンできるぞ

着いたときは家族が一組いたが、ちょうど帰るところだったので私一人だった。
とりあえずリュックを降ろし、山の中腹で一人飛び跳ねる。
30秒ほどぴょんぴょんしていたらとある場所で「ぽふんぽふん」みたいな音になることに気付く。

岩ピクミンの右手が指す場所あたりだ!

そこは少し土が柔らかく感じる。そして中に空洞があるという感触がする。下に空間がある…不思議な感覚だ!!!

裏の岩山に登ると見晴らしがよかった。

相棒として小さいぬいぐるみを連れて行くと辛い時元気になるのだ

遠くで農業機械が動く音がする。家も見える。人の生活を遠くに感じながら一人でぼーっとするのは楽しい。ぽつねんとした感覚が自分の視界を広くさせる気がする。
カサカサと虫が動いたり、鳥が羽ばたくと少しびっくりする。
ここで気持ちの良い景色を見ながら赤飯とどらやきを食べた。
岩ピクミンのぬいぐるみを隣に置くと相棒感が出てきて一層愛おしくなった。
12時半ごろまで休憩して降りていくと地元の人がいた。
ポンポン山公園について聞いてみたら、昔はもっとハッキリと音が聞こえたらしい。
なんでも、少しずつ土が落ちて空洞が小さくなっているという話があるらしい。
いつか聞こえなくなるのか。少し寂しい。でも飛べてよかったとも思った。

八丁湖公園の中にある黒岩横穴墓群を目指していたら鬱蒼と生い茂った草木の中を通るルートに着いた。
なんか生き物の気配がする…と少しの不安を胸に足を踏み入れたら蚊がすごすぎて日傘を畳み、ヌンチャクのように振り回しながら全力疾走することになった。狂人。

12時50分、黒岩横穴墓群に着いたが、ここに来るまでほぼヌンチャク&全力疾走だった。

黒岩横穴墓群を撮ったつもりだがダッシュしながらなので何がなんだか分からない

蚊がやばい。こんなに耳元でプ~ンの音が何重奏になったことはない。
プ~ンにも低音・高音があるのか…と思いながらひらすら狂人ダッシュ。
進撃の巨人の奇行種に見えるだろう。
墓の穴ぼこは確認できたが止まると自分の身体がまずいと思いほとんど見ずに通り過ぎた。しっかり見れるのは草も枯れる冬くらいだと思う。

ものっすごい茶。ぬめぬめしたモンスター住んでそうでワクワク

そのまま八丁湖まで来て、人が少しいるエリアになったら急に蚊が消えた。
なんだ、私がいたのは異世界だったのか。
人がいない世界は、人がいることを前提に作られていない。
自然という言葉は社会という言葉が出来てから生まれたものだと思う。
私達とそれ以外を分ける意識が働いてからだろう。
休まず進む。

13時10分、読経が聴こえる。目の前の建物から。
吉見観音と書いてあったので細い階段を上がっていった。
五色でできた垂れ幕が下がっている。これは五色幕だ。確かお彼岸とかでも下がっている。
※これは後から調べた事で、お施餓鬼会(無縁仏などの霊魂を供養する儀式のこと)でも垂れ幕を下げるらしい。この日はちょうど1年に1度のお施餓鬼会の日で、ちょうどはじまったころに私は通りかかったようだ。
境内は綺麗で、良い感じに時代を感じる。
多くの人が読経しているのを外から見物させてもらった。

かなり古のものがある気がする

読経を聴くと脳波に効きそうなのはなんでだろう。不思議なヘルツだ。
中の装飾が時代を感じるものばかりで、ところ狭しとたくさんのものがあるのを見るとなんだかワクワクする。
天井を見上げると密教系の仏教の本で見たような絵に似たものが貼られている。そういえば真言宗は密教系の系譜だったか。すごく面白い絵がたくさんあって楽しいのだ。
密教の絵の本を見たときに、確かヴァイシュラヴァナ(毘沙門天)の絵がすごいカッケ~↑↑↑と思っていた。
とても良い雰囲気のお寺だった。読経が聴けたのも満足だが、たくさんの人が祈っているというシーンを見るのも好きだ。
私は神を信じていないが、大いなるものがいたら嬉しいと思っている。
信じるという心は怖い結果を招く時もあるが、何かを信じる気持ちは美しいものだと思う。

14時10分、岩窟ホテル売店で甘酒ブルーベリースムージーと抹茶ソフトクリームをいただく。とても雰囲気の良いところだ。
甘酒とブルーベリーが合うのかは分からず注文した。疲れたときにはとにかく甘酒が良い!とどこかで聞いた気がしたからだ。
ドキドキしながら飲んだらとても美味しかった!こんなに相性が良いとは!

気分は彦摩呂

甘酒の甘ったるすぎる後味を、ブルーベリーのほどよい酸味がスッキリとさせてくれる。とろみの強く喉が気持ちが良いし、なんだかブルーベリーフレッシュだ。すごく美味しい。本当はもう一杯飲みたい。
抹茶ソフトも美味しかった。市販のより濃厚なお茶の味がする。お母さんがたくさん盛ってくれた。
お母さんに私の雰囲気が周りとは違うと言われた。他の場所でも言われたことがある。
おそらく私の出で立ちが観光っぽくなくてブラタモリっぽいのではないかと思う。今の時代、ぼっち放浪癖のある人間はそんなにいない気もする。
変人という意味ではないことを祈る。
そんな人間にも優しくしてくれる人々に感謝。

岩窟ホテルについて聞いてみると、お母さんは素敵な笑顔で話を聞かせてくれた。今はもう崩れかけているために国が管理しているらしい。
※気になる方は「岩窟ホテル」で検索してみてね。
20年近く一人で掘り続けるとは…。素晴らしい作家だと思う。私が思う作家は、自分と自分の作品に向き合い続けた人のことだ。知られているとか知られていないとかは関係ない。彼はきっと幸せだったと思う。
ぜひその岩窟ホテルの姿をこの目で見たかったものだ。
記念にタオルも購入した。美味しいスムージーにお母さんの笑顔。とても良いところだ。また来たい。

14時50分、吉見百穴。

急に整然としていて脳がバグる

観光地化されていてとてもきれいだ。急に人が多くなってびっくりする。私以外に一人で来ている人はいない。家族連れが多い。
今までがずっと一人だったから文明に帰ってくると異様に驚く。
様々な場所に行って思う事だが、綺麗なトイレを見るとホッとする。とてもありがたい。人の声にリラックスする。
一人でいると「あの鳥の鳴き声はなんだ?」「太陽の位置は?」とか無意識にいろんなことを考えていることを自覚した。

B級スポットでボゲ~とするのが最高なのだ

穴の中は涼しい。クーラーなんていらない、ここにいたい!
昔、戦争中にいくつかの穴を壊した(潰した?)らしい。戦争は文化も破壊していく。それが命のためなのか時代のためなのかは考えても答えは出ない。もったいないと思うが、命には代えられない。いや、でももったいないとも思ってしまう。
その軍が掘った地下も見たい!直には見れないのは残念だが、想像するだけで背中がゾクゾクしてしまう。ウヒョ~。
出土品も観れる。

15時10分、岩室観音堂。

こういう雰囲気の場所が好きだ

少し埃っぽい感じで雰囲気がある。時代に思いを馳せやすい。
時期的に草が生い茂っているせいか歩き辛いところもあった。整備はあまりされていない。
秋~冬に来るのが一番だろう。もっと寂しい雰囲気を味わいたいものだ。

急にダンドリ気分になっている図

15時20分、巌窟ホテルを柵ごしにじろじろ見た。
この中に売店で見せてもらった資料にあったような建物…作品があったのかと思うと、その時の流れも合わせて言いようのない気持ちになる。
資料の新聞には奇人が作ったと書かれてもいたが、確かにそうではあるだろうが、やはりきっと作家だったに違いない。私は尊敬する。

帰路につく。15時50分、東松山駅に到着。
今日も良い珍スポット巡りだった。やはり自分の意図しない場所にフラフラ寄れるのは散策のいいところだ。車だと見えない人の生活や歴史が見えてくる。
そこに住んでいる人の声が聞けるのも楽しみのひとつ。

そしてなにより運動にもなる。
…それが一番重要なことだ。
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「東松山編」終