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システムコーチングの観点から、過去の恋愛関係を振り返る

こんにちは!システムコーチのあさいです。
この投稿は「システムコーチング Advent Calendar 2023」の13日目の記事です。

アドベントカレンダーの参加が人生初となりますが、今年は私にとってはシステムコーチング元年。何か残しておきたくて参加を決めました!
そして何を書こうか考えたのですが…システムコーチングというと組織やチームといったビジネス切り口での記事が多いように思ったので、今回は敢えてプライベートな「恋愛関係」をテーマにしてみようと思い書き進めています。しかも誰のものでもない、私自身の恋愛体験記です。
と書いている今も心臓がバクバクするほど、ドキドキしております。システムコーチングをより身近に感じてもらいたい一心なのですが、そこそこ赤裸々に語る記事となりそうな予感です。皆さまには、どうか気軽な気持ちでお付き合いいただけたら嬉しいです😂

ふたりの関係性を物語る「第三の存在」

詳細なきっかけは省きますが、とある男性と共通の趣味がきっかけで仲良くなり、二人で飲みに行くことに。そこでの話は盛り上がり、楽しい空気が生まれ、それはその飲み屋の店員さんが話しかけてくるほどのものでした。この時の私たちによる「第三の存在」は、きっと周囲からも感じ取れるほど生き生きとして見えていたことでしょう。

そこにいるメンバー個々人が存在するように、関係性自体が存在します。関係性は、独自の欲求と声を持つ別個の「第三の存在」と考えることが有効です。

CRR Global Japan

この後ほどなくしてお付き合いを開始することとなるのですが、関係性を築いていく中でこの「第三の存在」は徐々に活力を失っていくこととなってしまうのです。

立ち現れる「関係性の4毒素」

しばらくは仲良くやっていた2人でしたが、ささいなことで喧嘩になることもありました。
話し合いがうまく進められない苛立ちから、私からは「非難」の毒素が出て、相手からは「無視/逃避」の毒素が出るようになっていきました。
「そうやっていつも逃げてばかりで、なんの意味があるの?」と責める私に対して、無視をしたり逃げようとしたりする彼。まさに毒素まみれの関係性だったと思います。
一見、私の「非難」だけが毒素に見えるかもしれませんが、ここでポイントなのは彼の「無視/逃避」も毒素となっていること。片方から毒素が出されると、それに応戦するかのように別の毒素が出るとシステムコーチングでは考えられています。腹が立ってる時に無視されると、余計に腹立ちますよね…。

出典:リモートワーク時代にこそ必要な信頼関係の土台/ 「関係性の4毒素」から組織を紐解く

関係性の4毒素とは、夫婦・カップルの関係性、コミュニケーションについて40年以上にわたる科学的研究で世界的に有名なジョン・ゴットマン博士が提唱する考え方の一つです。
そしてシステムコーチングにおいては、この毒素を認識・体感したうえで「解毒剤」を一緒に考えるワークもあります。ああ、当時それを知っていたならば…。

無自覚な「ランク」による特権、そして復讐(リベンジ)

とにかく言葉責めとなってしまう私に対して、黙り込みその場から逃げようとする彼。これは毒素の話だけでなく、関係性における「ランクと特権」の観点でもまずいことが起きていました。

関係性において、人は誰でもランクを持ち、その特権に無自覚であると復讐(リベンジ)が起こる。

私は、「言葉を多用して表現することに長けている」というランクを持っていたのです。それに気づかず、無自覚にその特権を振りかざしていました。その結果、最終的には彼から「別れたい」と言われてしまい、別れなくてはならない状況という復讐を受けてしまうのでした…。

エッジのその先にある世界に想いを馳せる私

システムコーチングの世界では、個人の中にも関係性の中にも、「1次プロセス」「2次プロセス」そして「エッジ」が存在すると言われています。

引用:コロナ禍で顕在化した課題に向き合う組織内チームコーチ

今いる私たちの状態、今の心地よい状態が左側の「1次プロセス」、そしてそこから不安や恐れやムズムズ・イライラするような「エッジ」(頂点の部分)を乗り越えた先に、まだ見たことのない・まだ知らない私たちの状態「2次プロセス」が待っている。
とっくの昔に完了を迎えたこの関係性ではありますが、今思うと「付き合い始めに仲良しだった私たち」から次のプロセスへ行くためのエッジで戦っていたのかもしれない、と振り返ると思います。
エッジは、むず痒くもあり、居心地も悪く、前の自分たちに引き返したくなるような部分でもあります。「エッジ行動」と言って、エッジに差し掛かった時に取る行動の特徴まで定義されているほどです。(エッジ行動:そわそわした態度、中途半端な動作、戸惑い、頭が真っ白になる、混乱、など)
そこまで難しかった私たちの2次プロセスへ変貌は、どんなものだったのだろう…と、想いを馳せずにはいられません。

おわりに

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!ちゃんと関係性を振り返ることができてよかったなと感じています。改めてこんな機会をくださったかつたろーさん、ありがとうございます!

最後に、今回このように赤裸々に綴りたくなった理由は、同じようにパートナーシップで悩む方の力になりたいと考えたからです。
プライベートの悩みは、解決したくてもなかなか適切な相談先が見つからないことが往々にしてあるかと思います。友人や家族への相談は愚痴になってしまったり、相談相手からは愛あるアドバイスをもらえてもそれが実際にはうまく実行できなかったり。私自身こうして振り返ってみると、システムコーチという第三者に頼りたかったなと思います。
システムコーチは、上述のような関係性における課題やコミュニケーションの悩みに対して、視点を変えて関係性を見つめ直す機会を設けます。そしてそこから関係性が自分たちでも構築できるように(自走できるように)サポートする役目を持っています。

パートナーとの関係性をより良くしたいと考えている方は、どんな状況であれお声掛けいただければと思います。まずは無料でお話を伺います!
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それではみなさま、すてきなクリスマスを & 良いお年をお迎えください🎄✨🎍


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