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生きている

 こんばんは。久しぶりです。
 私は今からこの文章を、いつもここを読んでくれている親しいあなたというものがいるというふうに仮定して、そんな親しいあなた一人に対して愛をこめて、やさしく、囁くような声で語りかけたいなという欲望に駆られている。そんなあなたに、ここ数ヶ月の私のことを、聞いてほしい。

 結論から言うと、生きることにした。

 生きるということは、生活にまつわる、あらゆるややこしい手続きを引き受けて、嫌な感情に向き合い、摩擦の中で呼吸を続ける、そういう行為を永続させるための「覚悟」だ。

 3ヶ月前、家を出る決意をした。

 この記事を書いて3ヶ月経った今、私は、新しい住処に引っ越すための、荷造り・手続き・仕事探しに奔走している。

 生きることを決めると忙しい。生きることしか、考えられなくなる。ご覧の通りまとまった文章も書けないし(そのくせツイートばかりが増える)、スーパーカブでキャンプにも行っていないし、スパイスカレーもコーヒー焙煎もできていない。

でも、ワンバイにワトコオイルを塗ったりはしている

 働きたくない。極力働きたくないのだが、実家を出るということは、自分で、お金を稼いで生きなくてはならないということなのだ。

 駅から近いだけの監獄みたいなアパートで住んで、なるべくお金がかからないように暮らすにしたって、諸々最低でもn万円はお金がかかる。
 住処を見つけたその足で、いろんな企業に面接に行った。なんとか適度そうなバーで雇ってもらえることになった。あーあヤダヤダ、働きたくない。感情労働、上手にできてしまうってだけで、決して「得意」な訳ではないのだ。仕事のことを考えるだけでブルーだ。

 でも生きていくってそういうことなのだ。仕方ない。他の仕事も探しながら、とりあえずはそうやって過ごしてみることにする。

 ここ1ヶ月かけて、いろんな場所に、別れの挨拶をしに行った。大好きだった公園、大好きな越前海岸のチル・スポット、珠洲、金沢、美味しいご飯やさん。

大しけの珠洲
福井の焼き鯖寿司が世界一うまい
白山、この時期が一番うつくしい

 いろんな友達にも会いに行った。まあまたすぐ会えるけどね、とか言ってたけど、私は知っているのだ、そうやってどんどん、疎遠になっていくことを。

マブダチ

 どうなるかわからないけど、やるしかないのだ。

 とりあえず報告。また、まとまったこと、書きます。

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