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【秘書サービスについて】 ヒグラシがなく頃に,どちらに手を伸ばそうか。


少し昔の話をさせてください。小説調に私の物語をここに記します。


1.ひぐらしが鳴く頃に,どちらに手を伸ばそうか≪過去~現在≫

努力は嘘をつく。高校生の時,私は黒い地面にやいばを立てて地球を呪った。

いくら頑張っても報われないことがある。わかってもらえないことがある。
自分らしく生きることは、とても難しい。

私は心に溜まったオイルを洗い流したくて泣いた。

蝉の抜け殻を見つけて踏んでみては現実逃避した。抜け出したかった。
あらがってはみたけど,秋,カナカナと茅蜩ひぐらしは鳴く。
皮肉なことに現し身うつしみだけが置いてけぼりで,時間だけが過ぎていた。

空いてけぼりな私に気をつかわず,地球は廻り,時間は平等に過ぎている。
そのことに気づいたのはだいぶ後のことだ。


17の私は,気づいたら微かな光に手をかざし,道を作ろうとした。
汚い汚いと世の中を嫌疑した。
日が暮れる,なんともいえない光が希望なのか,哀みなのか
わからないまま手を取った。
光の差し出し主から正気ではないエネルギーを感じる。

それが,5年前。
私が経営というものを初めて知った日のことである。

5年経った今,その光が希望なのか哀みなのか,まだわからない。
渦中かちゅうにいる私をカナカナと煽る蝉の声。
空蝉うつせみを踏みつけた17の私は今そこにはいなくて。
時期に22になる私は大人になったのか,抜け殻には温もりがあったんだと知る。
なぜだか,愛おしくて現し身うつしみのこの世を好きになりたかったと静かに泣いた。
踏みつけて抜け出そうとした17の私をみて
温かさを知らなかった自分に泣いた。

普通になれなくて泣いた,みんなと同じを知っていたかったと泣いた。
みんなと違う私を受け入れられずに声を殺して泣いた。

つくれるのは未来しかなくて,世間は地ではなく月を見る。
「そんなのずっと見てきたよ」と,首が疲れた私は,
道端に落ちてる蝉の抜け殻に近づいて眺め続けた。
今の私には愛しさを踏み潰して月を見る勇気も覚悟もない。
かといって,この現し身うつしみを愛そうかと言われるとその素養もない。
そんな自分に落胆した。
ただ眺め続けることしかできない。なのになぜだか平然としている。

しゃがんで見つめ続ける私を,月あかりが照らす。
無性に虚しくて腹が立って,月の方に視線をやり電話をかける。
でもやっぱり温かくて,地を見ていた私は何故だか月の方を向いていた。

いや,自然と向いていて,電話を持ったまま数時間,離せなかった。
声を聞き,言葉を脳内でぼーっと,なんとなく応答しながら
月の方を眺めてた。

気づいたら,眺めていたのは月だった。
さっきまであれだけ,道端の抜け殻を眺めていたのに。
自然と向かせるように背中をさすって押し出してくれたように感じた。
空蝉うつせみを踏み潰したあの頃の私より,多分今はその覚悟もない。
かといって,現世うつしよを愛そうとすることは,今までの自分を殺してしまうようで箸休めの休息に誰かを愛そうと,地に目を向けて手を止めることすら,凄まじく怖い。

それならば仕方なく,惰性にでも月を眺めて,茅蜩ひぐらしがなく頃に
その光を希望だと信じ紡いでみようと,5年越しにオールを漕いでみた。
日暮し、差しだす光は、希望か哀れみかなんてわからないけれど、
惰性的にもそのは、希望だと、やっぱり私はこの手を光へ伸ばすことをしたい。


2.の光の方へ ≪現在≫

最近思うのは、「天気の子」で使われた「グラウンドエスケープ」の

空飛ぶ羽と引き換えに 手を繋ぎ合うことを選んだ僕ら それでも空に魅せられて 夢を重ねるのは罪か

この一節が、最近の自分の感情と、とてもリンクする。
どういう意味の歌詞か実際のところはぶっちゃけわからないけど、
私はこう解釈している。

人間は鳥をみて、空をとぶことに憧れた。空を飛ぶことを夢と呼んだ。
鳥のように空を飛ぶには羽が必要で、「羽と引き換えに」ということは
夢を諦める代わりに、手を繋ぎ合うこと(結婚など手に届く小さな幸せ)を
選んだ。それでも、空(夢)に魅せられて、夢をもう一度追いかけるのは罪なことか。

そんなふうにとれる一節だなと思った。
今の私も同じような感情で、夢を追わない幸せもあるんじゃないかと迷走している。
このような感情になったのは、「起業したい」と思ってから5年が過ぎた。
組織を作っては壊してを繰り返す中で先日、自分の限界を見た出来事があった。

実はこれが、原体験になっていて、これを元に今回サービスをつくりました。

それならば仕方なく,惰性にでも月を眺めて,茅蜩がなく頃に
その光を希望だと信じ紡いでみようと,5年越しにオールを漕いでみた。
日暮し、差しだす光は、希望か哀れみかなんてわからないけれど、
惰性的にもその陽は、希望だと、やっぱり私はこの手を光へ伸ばすことをしたい。

私は先ほど、このように綴りました。
自分の限界を見て、できないことを知って、それでもやっぱり
どこか惰性的でも自分が起業をする、経営者になる、自分が描きたい世界をつくることを諦めたくない自分がいる。

良い意味で人の温かさを知って、いい意味で起業して誰かを幸せにできることで世の中を変える、世の中を変えることで自分は生きれる。という感覚はなくなってしまったのかもしれません。

自分が幸せになるのは起業しなくても手に入れられるのかもしれないと知ってしまいました。
夢を追って5年たった今、ずっと夢を諦めることを考えてきました。
諦めようかと悲しみながらずっと、夢に向かって手を動かしました。
惰性的でも動かしました。

ずっと苦しみました。
諦めても自分は幸せになれるのを知ったとき、普通であることに憧れがある私は、普通の幸せにたいして、羨ましさをもちながら、私は考えました。
夢を追うことを頑張る必要性がないと思ったときに、
夢を諦める幸せを手に入れようかと思いました。

でも、それでも、私は「空飛ぶ羽」に魅せられます。
惰性的に希望だと信じ、起業することを諦めずに生きたいと願ってしまいます。起業はあくまで手段だし、でも一番自分を強くしてくれるものだとも思うのです。

限界をみた今、私は陽の光を、希望だと手を光の方へ伸ばす努力をしたいです。


3.サービスについて ≪これから≫



私は、経営者になるには人として未熟です。スキルで言えばコミュニケーション力だし、どうやって強みで勝つことができるか経営の型のインプットが少ない。エアビは創業当時、大きなものを描くためのサイドプロジェクトとして動いていたのが結果、今のエアビのサービスになっていたりします。

書籍にも初期のプロダクトまわしているときは、こんなにも大きなものになると思っていなくて時間稼ぎとしてやっていたという記載もあります。

つまり、いきなり大きなものを描かなくても自分に必要なものを、できることをやっていく、身につける、つくっていく。

私がこれから描くサービス「CEOマニア」では、サイドプロジェクトとして
これから大きなビジョンを描くための時間稼ぎとしての位置づけでできたら最高だなと思います。

幸せを知って、限界を知って夢を諦めようかとなった今、
でも、それでも手を動かしてしまう私は

やはりどこかで、希望だと信じたいのだと思います。

どんなことがあっても、それでも、希望だと信じて、光の方へ手を伸ばすために動こうとする私にご協力ください。

いま、私の人生から、躓きから、未来が生まれました。

≪以下サービス内容≫


≪CEOマニア サービス内容・料金≫
内容
・月額4万でスタートアップ・ベンチャー企業の社長秘書をします
・業務内容は実務、雑務、壁打ちの話し相手など要望を何でも受け付けます。
勤務時間など
・木曜日以外であれば何日間でも何時間でも無制限に使ってください
流れ
・スライドの最後の方のページのQRコードから申し込みをし、ヒアリング日程調整の連絡をお待ちください。(もしくはSNSのDMから直接お声かけください)
・確認次第、SNSの方から連絡を取らせていただき要望やサービスの説明を改めてさせていただきます。

簡単に説明すると、テスト価格月4万で3か月間 スタートアップ、ベンチャー企業の経営者秘書をやらせていただくサービスです。(今後反応を見て値段を上げていくつもりです)
月4万で無制限に何でもします!がコンセプトです。

自分の限界を見て、力をつけようと経営の型のインプット数を増やすこととコミュニケ―ションの矯正をすることが私の目的です。
その目的があるからこそ、きちんと結果が出る仕事をがつがつにコミットしないと自分が求めていることは得られないので、否が応でも事業として
結果が出ると思ってます。

私の人生をなるべく光の方へ持っていくには、自分がこういう負けない経営の仕方があるんだと、勝ち方もあるんだと大きな背中をみせられた時だと思ってます。

その背中を探し求めるための修行の一環とさせていただけたら嬉しいです。
私の想いが届きますように。

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