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必要な単語か判断する能力

アイスランド語の独学を初めて、フィンランド語の勉強の時に改めて思ったことを再度実行にうつしています。

それは、教科書やアプリが提案してくるからといって、

自分に必ずしも優先してすぐに覚える必要とは限らないということ。

日本で受験のために、よい成績をとるための試験勉強をしているわけではないので、

私は「アイスランド語で何をしたいのか?」を明確にして、

「そのしたいことのために必要な単語」をまずは覚えたい。

北欧の選挙や政治を取材したいから言語を学んでいるわけですが、

「政治家」「首相」「投票する」などは初心者レベルではまずでてきません。でも私が早く頭に入れたいのはこういう単語。

今はDropsという単語を覚えるアプリを利用していますが、

自分がこれから勉強して覚えたい単語かを選ぶことができます。

例えば、こういう単語は「今は覚えない。非表示設定」にしました。

自分の仕事で使わなさそう→非表示

・アイロン台

・ミキサー

・芝刈り機

・ミシン

・針

・糸

・ファックス

・ヤギ

・牡牛

・バックパッカー

・ミキサー

ノルウェー語や英語にそっくり

あとは、ノルウェー語とアイスランド語は似ているので、たまに「ほとんど同じ」ということがあります。そういう単語も非表示にする。

・1~12月

英語や日本語とほぼ同じ時も非表示

・エスプレッソ

仕事で使わなそう、でも好きな単語→表示

・掃除機

・ヘアドライヤー

「今、優先して覚える必要があるか?」常に自分に問う

教科書、先生、アプリなどが提示してくるからといって、自分にとって必要な単語とは限りません。

でも、自分に必要かどうか判断できるのは自分だけ。

だから「表示・非表示」設定にするかどうか判断する能力を研ぎ澄ましておく必要があります。

これを忘れて、ぼーっとしながら、ただ目の前にでてくる単語を覚えようとするのは、辞書1冊を全部丸暗記しようとしているような無駄な行為。辞書1冊、最初の1ページから覚える必要、ないですよね。

例えば動物の名前でも、自分が住んでいる国にいない動物の名前は、自分の国で定番の動物より優先順位が低いはず。

こういう判断するスキルって、外国語の勉強で大事だなと感じています。

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子ども選挙で子どもも学校も政党も民主主義を練習する

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