ぬいぐるみやキャラクターグッズの類には
まったくと言っていいほど興味がありませんが
この子たちだけは例外
神戸からわざわざ連れてきた、こげぱん2人

もう会えなくなっちゃったある知人が
昔、UFOキャッチャーでとってきてくれて
「この前麻子ちゃんが好きと言ってたから！」と
それまでに、私に向けられた中でいちばん
嬉しそうな顔をして、渡してくれたのでした

ほどなくして会えなくなってしまって驚いたけど
彼女は、あの時、そのことを分かっていたのかな

あとから、人づてに背景事情を聞くだに
あの時の嬉しそうな顔とギャップが切なくて

たぶんもう会うことはないのだろうけど
幸せに暮らしてるといいなぁ、なんて
この子たちを見るたびに、つまりほぼ毎日
思い出してます

人が人の記憶に残るって
不思議な仕組みだよなぁ
良いとか悪いとかの理屈じゃないんだよね
鮮烈さ？とでもいうのかなぁ
記録、とは違うんだよね
そういうデータとしてではなくて
もっと主観的で感情的なこと


少しだけ
こんなふうに人の記憶に残る彼女を
折に触れ誰かに思い出される彼女を

羨ましくおもったりもします。

私も、もう会うことのない誰かに
こんなふうに記憶されていたいなぁ、なんて


毎日思い出してるのに
いま書きたくなったのなんでだろ

ま、いいや



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