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私がプロレス観戦にハマった理由(6)

私の足を掴んでプロレス沼に引っ張りこんだ試合とはG1-CLIMAX 2日目の後藤洋央紀vs矢野通戦である

この試合が始まった時はリーグ戦でなんてふざけた試合をするんだ!けしからん!!
と怒りすら覚えていた私だったのだけれどもそんな感情はものの数十秒で消えてしまった。
何故ならあまりにも試合内容が面白すぎた。

特に矢野選手がリング下に後藤選手を放り込む⇒矢野選手と登別市のPRキャラクターの登夢くんもリング下に潜り込む⇒登夢くんの頭を被った後藤選手がリング下から転がり出て来る、の件は歓喜のあまり涙を流してしまったほどだ。何だこの人たちは!!天才か!!!
ここ数年感じた事のなかった解放感をプロレスが味合わせてくれるとは。


自分の強さを見せつける為に、観客を盛り上げて楽しませる為にあえて相手の技を受けるのがプロレスだ。
「相手の世界観に対応する」も「相手の技を受ける」と同じであると考えるとガッツリ相手の土俵に上がってもなお勝ってしまう後藤選手が素晴らしい。
あれもプロレス、これもプロレス。プロレスは幅が広くて懐が深い。
リーグ戦にも個性的な試合をする選手がいて独特の世界観で繰り広げられる試合があるというのもナルホドなぁと思う。ちょっと怒っちゃってごめんなさいだ。


ところでノアにはこういったタイプの試合は無いが故に衝撃を受けた私は友人に興奮気味のLINEを送ってしまった。
友人はややあきれ気味だったが”トオルとヒロシ”という矢野選手と棚橋選手のタッグチームの存在を教えてくれる良い奴なのだ。
もちろん片っ端から観まくった。

「そのうち矢野の店とか行ってそうだな」と言われたが自宅から30644歩も歩くのはツラいので悩ましいところではある(電 車 を 使 え)。

〈トオルとヒロシに感謝の気持ちを込めて〉

こうして新たな気づきと楽しさを知った私は深みにハマって行くのであった。

--続く(多分)

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