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「月の歌を聴いていた」①これが、よしひろあさこです

火星最接近の今夜。20周年にして初めてのアルバム「月の歌を聴いていた」のマスタリング第一弾が上がってきて、毎週火曜日22時のルーティンであるインスタライブのあと、ずっと聴いています。

ボーカルスクールの運営する小さなインディーズレーベル「999レーベル」から「sweet」というマキシシングルをリリースしたのが1999年11月。あれからもうすぐ21年が経とうとしていて、ギリギリ20周年中の10月30日に今回のアルバムを世に送り出します。

「月の歌を聴いていた」は鎌倉に住む私と、浦和に住むエンジニアの森さんでずっとリモートで制作してきました。森さんとは2001年に結成した、私の音楽人生を育ててくれたユニットBon Voyage時代にずっと一緒にハウススタジオをやっていて、今回は久しぶりに再会しての10年以上ぶりの共同作業でした。

先週の10月3日、1年近くの時間をかけて行ったミキシングが完了して、2人で感慨深い気持ちになって。

そういえば99年のシングルを出した時はまだ森さんと出会ってなくて、2000年から色々やり始めるんだけど、当時はまだスマホもないし、デジカメも画素数めちゃめちゃ小さいし。ホームページはタグで書いて作ってたし、YouTubeもなかったから、今みたいにハウツーを知るためにもっと時間とお金と労力を割かなければいけなかった。それを思うと今ってなんてスムーズでスマートなんだろうって、思い返して2人で笑った。GoogleDriveを介してデータのやりとりをして、時々FaceTimeで打ち合わせして。あの日の未来にたってるなぁって。

たぶんあの頃は、20年経ってもなんの障害もなくずっと一緒にスタジオをやっていると思っていたかもしれない。でも、20年も経てば時代は変わり、状況は変わり、人間関係が変わり、0歳の子は20歳になり、死んでしまった人を除けばみんな等しく20こ歳をとる。

いろんな事情でスタジオが解散して離れ離れになったけど、今回、また一緒に制作できたことは本当によかったなあと思う。あの頃の失敗に少なからず傷ついた何かを、もしかしたらこのアルバムを作ることで修復することができたんじゃないかと思う。長く生きていると、人生にはそういうチャンスがちゃんと巡ってくるし、そういうタイミングは絶対的に必要だということを初めて体験できた気がしている。

ともかくこれは、2013年に作ったバンドThe Cloudtails以来、私にとっては7年ぶりのアルバムリリースで、20周年にして初めてのソロアルバムです。20年の音楽人生の中で「これが、よしひろあさこです」と胸を張って言える作品ができたのではないかと思っています。

間もなく音源が完成して、10月下旬から世界に向けてリリースが始まります。大事につくってきたアルバムのこと、しばらく綴っていこうと思います。


よしひろあさこ20周年記念リリース情報①
配信の先行シングル「Altar Girl」「Kaoru」が10/23世界同時リリース!

ライブでみんなと一緒にたくさん歌ってきた曲が
かっちょいいトラックになりました。

ダウンロードして、
またはサブスクリプションでいっぱい聴いてくださいね。
リンクなどはまた追って。

シングル2+アルバムバナー


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