「魔鐘」について語らせてくれ

世の中がまだ全然ファミコンだった頃の話。色んなゲームに手を出すも、例えば「ゼビウス」

や「スーパーマリオ・ブラザーズ」

や「影の伝説」

とかをそれなりに楽しみ、かつ、全然クリアできなかた私でしたが。ハマったゲームがひとつあります。別にゲーマーだったわけじゃありません(当時はゲーマーという言葉もまだなかったけど)。なぜかこの世界観に魅了されてしまい、最終的にクリアしました。それが「魔鐘」というゲームです。

このゲームは一部ではクソゲーと呼ばれ、いろいろ難のあるクリアしづらい、また、クリアする気にすらならないと言われており、日本全国で1000人クリアしたかしないかとすら言われているようです。

とにかく死にまくると言われているこのゲームですが、それを差し引いても余りある手応えが中盤以降あったわけで、初期に脱落する人は多かったけれど、それを過ぎるとかなりの人がハマったはずなんですね。

まず、このゲームが32年前のもの。ということを理解していただきたいと思います。それくらい、今見ると「ええ!こんなんだっけ?」って言うくらい驚きのショボい画面。けど、人間の想像力ってすごいですね。こんな画面からも自分の脳内にそれなりの世界観を再構成して、楽しめるんですから。むしろ、完璧に美しい作画よりも、これくらいのほうがいいのかも知れません。

ゲームにおける魅力要素のうち、音楽はかなりの部分を占めていまるが、この「魔鐘」のちょっと後をひくようなフォークロア調なのにどこかインダストリアルなマイナー調子のメロディーがプレイする者の知性をいくらか刺激したはずで、微妙に刻むビートはある種のサブリミナル的な効果を誘発していたのかも知れません。

アホほどありあまる時間の大学生時代ゆえにクリアできたのだと思いますが、それを先日ダイ・ハードテイルスの本兌さんも記事にして、その頃を思い出した次第です。

私の周囲でこのゲームをクリアどころかプレイした人もいなかったので、この記事を読んで嬉しくなりました。当時はネットもなかったので、語り合う場もなかったですしね。そう考えると今はネットで共通の話題で話し合えたり、情報を共有し合えるのはいいようにも思いますが、やはりちょっと「話したいのに相手がいない」くらいのほうが物ごとが発酵していいのかも。そんなアナログな考えも捨てきれないものです。

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ありがとうございます。憧れの役は「四暗刻」です。
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Yuki

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