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社長の年収

聞いてください。私今年に入ってめちゃ働いてるんです。まあ、働くと言っても自営業なので、勤め人の人みたいにお給料もらうわけでもなくて、稼ぎは確定申告で決まるわけですね。会社でもないので、売り上げから仕入れ、そして人件費や通信費、家賃などの経費を差し引いたものが私の所得となるわけです。それがですね、去年ものすごい少なくてびっくりしちゃった。どれくらい少ないかと言うと、うちに働きに来てくれてるパートさんよりも少なかった。パートさんと言えば、扶養じゃなくなるとか社会保険に入らなくちゃとかで、お給料を年間130万円以下に抑えてる人がほとんどです。

そのパートさんよりも少なかったんですよ~!笑っちゃうじゃないですか、っておい!笑いごとじゃねーよ!!

もうねー、ダメダメですよね。経営者として。本当に。だから、このnoteで「お店や会社をやっている人はこんな風にアピールしましょう!」って、今やってるけど、もう全然だめね。私のような経営者じゃ書くこと、アピールすることなーんもないの。人に「うちはこんな風に仕事してます!」なんて教えることなーんもないっすよ。ホントに。みんなすごいわ。

いやいや!そうじゃないよ。待って待って。よく考えてみんな!いい、世の中の経営者の人なんて、きっと私に毛が生えたような人がほとんどなのよ。自分はこんな風に事業を成功させました!なんて、言える人。どれだけいると思う?ふつうはまだ走ってる最中じゃない?夢中でなにかやってるところじゃない?たとえ成果が出ていたとしても、まだまだこんなもんじゃない。って思ってる人がほとんどだと思うわ。

だからさ、社長の収入がパートさんよりも少ない時があってもいいじゃないの。それがなんだって言うのよ。次の年頑張ればいいのよ。現に私今がんばってるし。今年に入ってこの3月20日時点で去年の146%増で売ってるし。仕事するだけじゃないわよ。旅行だって行くし、田んぼだってやるし、小説だって書くしさ。なんて言うの?今まで本気出してなかっただけ?あはは!もう52才なのに。何言ってんだ私。

なんかフリーランスとか、起業とか、スタートアップがもてはやされてて。成功してる話ばかりが取り上げられると思うんだけど、そうやないよね。そういう人たちもきっと私みたいに年収2桁万円台だったこともあるはずやで。うん。で、成功してから「いやーあの時は苦しかったですよ」って言うのよ。それをやな。私は今言うてるだけなんやで。

けど、人に雇われることで安心して働ける人と、私みたいに社長なのにスタッフよりお給料少なくてもそれでも自分でなんかやったほうがええんやで、って人といると思うのね。そのへん、自分はどっちのタイプかな~、って考えるといいんじゃないかなと思うわけです。どっちがいい、悪いじゃないんよね。働いてくれる人なくして仕事は成り立たないわけだから、スタッフはとってもとっても大事なんです。だって自分で全部できないもの。働く人が最高のポテンシャルで働き続けられるような場を維持しつつ、最大限自分の目指す方向へ向かって行くのが経営者やねん。例え年収が二桁万円台だとしてもやで。

まあね、年収が二桁万円台でもやっていけるのは、家があるからやし、米作ってるからよ。経費で買えるものはもちろん経費やからね。まあ、生きていける。息子にお金はかからんし。てか、むしろ息子のほうがお金持ってるし。

いやでもね、いつまでもそんなお給料じゃ私も困るわけ。去年は特別やったとしてもやな。老後ちゅうもんがあるわな。だから、いま目指してるのは取り合えず年収600万円。今年は無理と思うけど、目指します。例え600万円の年収があったとしても旅の移動は新幹線じゃなくて、普通列車に乗るんだけどね、結局は。

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