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お正月は暦通りで

あけましておめでとうございます!
けど、自分は今年は2月5日の旧暦をお正月にしようかなー、と考えています。って言うか、前々から考えていたのだけど、仕事でバレンタインだのなんだのやっていると、いつの間にか過ぎてた!!ということが数年続けてあって、今年こそ、なんか正月らしくするぞ!と決意しています。

ここでも何度か書いているかもなのですが、今の日本の正月は太陽暦を基本にしていて、真冬の正月です。元来、お正月というのはこれからやってくる春を祝うもの。「初春」という言葉や年賀状にも多用される「梅にうぐいす」といった絵。節分も、お正月に向けて家の中の鬼を追い出す行事。ですから、これから大寒を迎えようって厳寒の時期に「初春」や「迎春」なんて言うのは奇妙なことです。梅のつぼみはまだカチコチで、花を咲かせているのは温室栽培の梅です。うぐいすだってまだ藪のなかで身を縮めています。しかも、新しい年を迎えた時にはまだ家の中に鬼がいるという…。どれもこれも、旧暦の行事を無理やり新暦に合わせているために起こる矛盾です。

第一、こんなに寒い中大掃除とか、本当大変ですよね。それに、クリスマスの余韻なんて吹き飛ばすように、翌日からさっさとお正月モードに切り替えなきゃいけないサービス業も大変です。もっと猶予が欲しくないですか?

そうそう、七草がゆだって、2月5日をお正月とすると、そこから7日後の2月12日ごろには野原で本当の七草を積むことだってできます。これは何年か前に実験して(ホトケノザ=タビラコだけ見つからなかった)実証済み。

5番目のホトケノザが見つからなかったのと、元義母の彼氏の介護が始まったので途中まで途中で頓挫しちゃってる。今年完結させたいです。

ところで、旧暦のお正月は中国の春節としては知られています。中国から大勢の観光客がやってくるからですね。でも、別に中国のお正月じゃなくて、日本でもその日でお正月したっていいじゃないですか。普通に日本のやり方で。別に中国風の飾りつけにする必要はありません。だって旧暦は日本も中国も一緒だもの。実は、すでにこの日をお正月ととらえているお店があって、旧暦のお正月には年賀状的なカードが送られてきます。

三重県の亀山市関町にある「而今禾-Jikonka-」さんです。これは東京の店舗で開催される「暦をたしなむ」というイベントの案内でもあるのですが、こういうの素敵ですよね(これは2年前のカードだったと思うのですが)。こうやって、普通に日本の暦で行事をするの、全然ありと思うんです。で、このあと節分がきて、お雛さまとか来たらなんかスムーズな気がするわけです。

日本は何かにつけてイベント化して、デパートとか、最近ではコンビニもそうだけど、そうやって消費を促進する仕掛けを作って、国民的消費を促すことばかりに熱中しています。そう考えると2月は恵方巻とバレンタインがあるから、どう考えても旧暦の正月なんて入る隙がない。まあ、しゃあないです。だから、個人で勝手にやるわけ。そんなことで、これから年賀状のこと考えたって全然間に合う。余裕です。大掃除?もちろん、余裕。あ…そうだ。確定申告があった。電子申告だから1月終わりにはできるけど…。けど、それって結構ギリギリじゃないかな?わわ、急いで記帳やらなきゃ!そうか、今思い出しました。結局バレンタインもだけど、この確定申告で旧正月どころじゃなかったのを…。果たして私に旧正月は来るのでしょうか。

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