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50歳を過ぎたらハンドクリームでいい

やってますか?断捨離。新たなジャンルとしてもてはやされた断捨離も、最近では「断捨離クソくらえ派」も出て、反対派が出たところでいよいよ定着してきたなぁ、と感慨深く思うわけです。なにしろ10年前は「だんしゃり」って入力してもちゃんと漢字に変換されなかったですからね。

色んな断捨離の中で、誰もが最初にやるであろう、本、洋服、食器…なんかを捨てることは数年かけて一通りやりまして。しかも自分の分だけでなく、実家にあった膨大な祖父と父の分もやりまして(なぜかものを取っておくのは男ばかりなのだろう…)。ついでに元旦那、武司くんのお母さん、つまり元義母の分もやりまして。まあ、散々片づけた、もとい、捨てまくったわけです。

以下、片付け前と片付け後。

しかし、今日はこういった物理的な片付けのことを言いたいわけではありません。テーマは「自分の顔に対する断捨離」の話です。先日、化粧をしている私を見て息子が笑いました。

「ちょっと、あんた顔に何塗ってるん?」

と、言うのです。私は答えました。

「何って…、見たら分かるやん、ハンドクリームや」

みなさん、ハンドクリームって手に塗ってるだけですか?顔と手は違うんですか?おんなじ皮膚ですよね?そりゃ、厚みとかは違うだろうけど大体において同じような効果じゃないですか。私、ここ数年はハンドクリームで事足りてるんです。でもって、ハンドクリーム塗るのは大体冬場だけです。夏は何も塗らないです。その時の気分でヘチマコロンとかパシャパシャやるくらい。

化粧品も、もう使うものが大体決まってて、600円くらいの日焼け止めの入った下地を塗っといて、ファンデーションはキスミーの02番のケーキタイプのやつ。それから資生堂の300円くらいの眉毛書くやつと、700円くらいのアイライナー。あとはまつげをクルンとやって、マスカラちょいちょいって塗るくらい。マスカラも1000~1500円くらいでしょうか。基本的に口紅は塗らなくて、人に会うときはニベアとかの色付きリップ。荒れた時はここもハンドクリームで。

農作業やる割にはちゃんと化粧してる思うんですよ。

20代、30代のころは、それこそ一通り基礎化粧品みたいなのクソたっかいの使ってて、化粧水は一本1万円のものからでしたねー。あれって、使ってる時のなんて言うか幸福感はありますよね。自分を大事にしてる感とでも言いましょうか。自分をお姫さまにしている感覚。だからあれはあれでいいんです。40代になったらエステも行ったりしてたし。あれ、めっちゃ気持ちいいですよね~。天国!

しかし!45歳くらいから段々今みたいになってきました。私、よく考えたらお化粧ちゃんとしてる女の人はめっちゃ好きなので、化粧が嫌い、ってわけじゃ全然ないんです。ネイルも自分の指は太くてごついので似合わないけど、人のネイル見るのめっちゃ好きなんです。だから、自分をきれいにすることを否定してるんじゃないんです。ただ、自分にはこれでちょうどいいってことが分かってきた、というところです。これくらいが金銭的にも時間的にも私にちょうどいい。そう、金銭的にもだけど、身だしなみに気をかけている時間をすごく勿体と思ってたし、それがストレスだったんですね。

髪を白髪のままにしているのもそういう理由です。

染めると染め続けなければいけない。面倒だ。私ひとりごときが髪を黒くするために、あんなに薬を使ってそれを洗い流して水を真っ黒に汚すことはないだろう、またそこまでして己の髪を黒くすることに一体なんの意味があるというのか。第一、ネットで「白髪」と検索したら「白髪のままでいる人自体が世の中に存在し得ない」と言うような「いかに楽に染めるか」「いかに楽に隠すか」「いかに安く済ませられるか」という記事ばかりでうんざりだ。

まあ、そんなような理由からです。で、これも染めなくなったら楽になった。最近はようやくシルバーヘアみたいなのが認知されてきて何よりです。そんなことで、化粧と髪の毛という女性にとってはとっても大切は二つのストレスから今は解放されてます。もちろん、お手入れが大好きな人はいいんです。ただ、自分にはどういう方法が合うのかなぁ、なんて追及してったらハンドクリームに行き着いたってだけで。ちなみにハンドクリームはキスミーの黄色いパッケージのチューブのが300円くらいのヤツです。海外の自然素材のものはデザインがよくてオシャレだけど、独特の匂いが結構あったりするので、私はこれ一本です。みんなも試してみてね。

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