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男と女の友情は成立するのか

この永遠のテーマと思える命題について、ズバリ!答えてみました。誰にも聞かれてないけど。

まず、どんな人がこの疑問を持つかと言うことです。例えばですね、私は今日、民生委員の引き継ぎに行ってきたのですが、その引き継ぎの前任者の中田さん(高齢の男性)を相手として

男女の友情って成り立つんだろうか

なんて、突然考えませんね。それから、この年末に会う予定になっている同級生数人(全員既婚者の男)を相手として

男女の友情って成り立つのかしら

なんて、考えません。だって、年に一回会って飲むだけだし、別に普通に同級生の友達だしね。わざわざ「男女の友情って…」なんて悩む必要もありません。

つまり、「男女の友情って…成り立つの?」などと考えている時点で

男と女を意識している

ということでございます。相手の好意が見えている。あるいは自分も少し好意を感じている。いや、もうね、ホントに少しだけでも男とか、女とか。意識しているでしょ。こんな疑問が沸いてくるってことは、そもそも。だからね。この場合の答えはひとつ。スバリ、

男と女の友情は成立しない。

じゃあ、永遠に無理なのか。実はそうでもない。例えば、完璧に男女として関係して、好きになったり、ケンカしたり、憎み合ったり、恨み合ったり。もうすっかりすったもんだした挙句、男女を解体して、

人間同士

って。なったらね。そしたら、アリだと思いますよ。友情も。そうなったら「男女の友情」なんて思わないと思いますよ。そして、もう全然男女とか、超えちゃうと思うんですね、それはそれは、強い友情になると思います。ですから、今「男女の友情は…」なんて、思ってるうちは友情は無理と思います。

色々悩んで、あれやこれや、やってみて、付き合ったり、別れたり、泣いたり、笑ったり、別の人好きになったり、自分のこと一生懸命やったり、そうやって生きていくうちに、お互いもうおじいちゃんやおばあちゃんになったときにね、友情、ってなるのかも知れないな-って。それはそれでいいもんなんじゃないかと、密かに思ってて、私自身もちょっと憧れているところなんです。え?それじゃ遅いって?

うん、そうかも。
でも、なんだかんだ一生懸命生きてたら、そんな風になるかも知れないし、それは、その時にならないと、やっぱり分かんないんじゃないかな。だから、「男女の友情は」なんて考えずに、男女の関係を自分なりに追い求めて行ったらいいんじゃないでしょうか。色んな形があるしね。
男女の友情を完成させるのは遠い道のりなんだろうけど、たどり着いたら、かなりステキな世界だと思ってて、たどり着ける人もあんまりいないと思う。できたら目指してみたい。目指してみたい理由もあったりする。雨の残る豆畑を見回り、小寒い午後に曇天を見上げつつ、そんな思いをこっそり胸に抱いているのでした。

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