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早く畑の仕事がしたい病

ああ、早く畑の仕事がしたい!

そう思うことはありませんか?私はあります。今日までは田んぼが忙しく、田植えの準備→田植えの準備→田植えの準備→田植えの準備→田植え→田植えの準備→田んぼの除草→田植え→田植えの準備→除草→田植え…みたいに日々を4月に入ってからずっとやってきたのですが、なんと今日、最後の田植えが完了(ちなみに、田んぼ数え方って「枚」です。覚えておくとよいですね)。これで後は水の管理と除草、畔の草刈り、ミドリガメの捕獲をすればいいだけになりました。

自分で田んぼを始めてから5年目の今年、初めて納得の行くコンディションで苗を植えることができました。はっきり言って満足しています。

4年の間、無農薬と無肥料でやってきました。アホみたいに毎日何時間も草を抜いていたこともあります。アホみたいなことを毎年やるほど私は根気がないため、なるべくアホなことをやらなくて済むように考えます。「考える」と言っても、考える起点がなくては考えることができませんね。その起点とは、「なぜこのようなアホみたいなことになったのか」です。そこから芋づる式に原因を追求していく。

解決する方法はいくつかあって、まず一番簡単なのは

・除草剤を入れる

ですね。私以外の人はみんなここ(私の田んぼがある地区)では除草剤を入れてます。除草剤入れずにお米作っているのは私だけ。それくらい、除草剤入れない栽培って、みんなやらないんです。難しいから。仕事も多いから。でも、みんならやらないことやりたいじゃないですか。それに田んぼにドジョウとかいたほうが楽しいんです、私は。それで、除草剤入れたくありません。

・草取りをする

これはもうこの4年で懲りてます。取れないことが分かってます。ちょっとしたコンビニの駐車場くらい広さですよ。人力で一株ずつ草を抜くなんてのはあまりにも非現実的。それで、行き着いたのがこちら。

・草を生えさせない

今年はこれです。正確に言うと「生えてすぐの草を取る」です。ちょっと芽を出したものを根こそぎ取る。これです。今年はこれでやります。去年もやったけど、今年はさらに精密にやります。何回も言うけど、農業ってめっちゃ精密は仕事ですよ、ホントに。

で、そうそう。畑の話なのです。田んぼって泥じゃないですか、基本。で、日陰もないし、ハッキリ言って米工場みたいなもんなんです。それに、田んぼにいると必ず誰かやってきて話になる(主に情報交換という名の世間話)。その点、畑はひとりになれるし、泥じゃないし、虫も多いし、爽やか!色んなものが植えられるし、作業も色々あるから変化がある。あー、早く畑やりたい!って思ってました。そして、今日から畑仕事です。

今日は3年間野積みにしてあった、草の山を崩して、中から土を取り出しました。中から100匹以上カブトムシの幼虫が出てきて、彼らのおかげで写真のような黒い、いい土になっていました。これを今度は畔に混ぜていきます。はっきり言って、畑は毎年いっぱい失敗をするので、今年はまともな栽培をしたいと思ってます。

まず、明日この草(というか、成長しすぎた春菊とほうれん草と菜の花)を刈って、圃場(ほば)の整理からですね。やること多すぎ~。やけど、やっぱこういうこと好きなんやな、と再認識。そして、腰が曲がらないように気を付けてやってます。

そして、トップ画像は玉ねぎ。ネギじゃないですよ。肥料をやらずに育てた玉ねぎです。葉っぱも食べます。柔らかくておいしいです。玉ねぎの栽培ってすごい肥料使うんです。ホントです。肥料で大きくする。けど、普通に育てるとこんな感じなのです。まあ、上手な人からすると「育て方が下手」なんですけど。おいしいからいいんですってば。

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