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紅茶があればなんとかなるイギリス人 「人生はシネマティック」

声に出して言いたい第二次世界大戦用語のベスト10にランクインする「ダンケルク」。日本語では「ダンケルク」だけど、英語発音だと「ダンクァーク」みたいな、こんな感じです。

フランス語の場合は、dunkerqueとなるので、発音すると、ちゃんと「ダンケルク」になります。外国語の固有名詞の読み方は基本的にその言葉が使われている国の言葉の日本語読みです。でも、同じアルファベット民族だと、自分の国の言葉で読んでしまいます。

例えば、ヴァン・ゴッホは「ヴァンゴウ」と読むし、バッハは「バック」、イタリアのナポリは「ネイプルス」と、まあ、こういう感じなので、英語圏の人と会話するとき、こう言った簡単な固有名詞が会話の滞りの原因になったりします。「ヴァンゴウ」って言われて、ゴッホって分かんないですよ、最初は。

映画も似たようなところがあります。原題と邦題が全然違うことはよくありますが、例えば、原題が違うってことをそもそも知らずにいた場合、邦題を素直に英語にしてもまったく通じないので注意が必要です。例えば「遊星からの物体X」という映画を一生懸命、

「えーっと、フロム、遊ぶ?プレイかな?プレイ・スター?エックス!」

なーんて、手で一生懸命バッテン作ってみても、相手はまったくちんぷんかんぷんですね。原題は「The Thing」なんですから。

自分が観た映画の原題を多少知っていたとしても、相手が自分の観た映画の話をした時に、それがなんの映画か、自分もそれを観たのかどうか、結構分からなかったりします。だから、英語で映画の話をする時に「わーお、私も映画大好きよ!」なんて張り切っても、一向に会話が盛り上がらず、情けない思いをしたことが何度となくあります。

あらやだ!いきなり話が逸れちゃったわ!そうじゃないの、映画の中にダンケルクことが出てきたからダンケルクの話になったんだわ。

って、今の猫村さんの真似ですよ。分かりました?あ、どうでもいい?スミマセン...。

それで、肝心の映画の感想を言うわ。ぶっちゃけかなり終盤までクソみたいな映画と思って観てたんだけど、あなどっちゃだめよ。いきなり涙腺攻撃がくるから。特に映画が好きな人や、何かを創造して世に問いたいと思ってる人は危険よ。

あと、泣いてる時にさりげなくハンカチを差し出してくれるのはいいんだけど、そのどれもがポッケから出したときクシャクシャで、きっと自分もそれで普段鼻かんでるんだろうな、ってシロモノなの。主人公は受け取って、それで涙や鼻を拭いたりして「ありがとう」って返すんだけど、ティッシュのない世界ってこんな感じなのね。

映画の感想は以上よ。最初の話の続きだけど、声に出して読みたい第二次世界大戦用語、あとは「アラン・チューリング」とか「エニグマ」ね。

アラン・チューリングはドイツの暗号機エニグマを解読したイギリスの数学者よ。映画にもなってるからぜひ観て欲しいわ。ちなみにエニグマも映画になってるわ。そうやってどんどん映画を観ていけば第二次世界大戦はひとしきり理解できるはずよ。もちろん、映画だけじゃだめよ。脚色されてるから、ちゃんと帰ってネット検索しまくって、裏を取って事実関係の確認が必要だから、その点は忘れないで。

声に出したいシリーズは他にもまだあるけど、今日はそんなところね。映画の予告も貼っておくわ。

映画はスクリーンで観ること。だんだん観た映画が溜まってきてレビューしきれなくなってきたので心配よ。じゃあ、またね。

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