見出し画像

ひと色展、という言葉

ひと色展、という言葉がとても好きです。

単色で描くイラストたちのことは、ずっと「単色イラスト」と呼んでいました。
妖精・小人・天使など、見た方それぞれの捉え方で呼んでほしくて、あえてサッパリしたネーミングにしていました。

でも「単色イラスト展」だと温かみが足りないなぁと思い、ギャラリーオーナーさんとの雑談中に、相談してみました。

じっくり話を聞いてくださったオーナーさんが、沈黙ののち発した一言が
「ひと色展」。

途端にぱっと光が差して
自分たちを俯瞰する感覚になり、
「それだ!!!」
という直感にしびれました。

「ひとつの色…ひと色。
人と色、でもありますね!
この色たちからであえた人もたくさんいて、
会場でも、人と色との出会い、があって…」
と、急に早口になる私(笑)

…そんな経緯があり、
この個展は「ひと色展」となったのでした。

名前が決まると、道筋が見えます。
その後コラボ企画をさせていただき、
よりたくさんの「人と色との出会い」があって
ひと色の世界がひろがりました。

そんな折、りようさんが先日よせてくださった詩があります。
この「ひと色展」の大切なところが文字になっている気がして、とても感動しました。
まだお読みでない方がいらっしゃいましたら、ぜひ訪れていただきたいです。

りようさん、改めましてありがとうございます!

✳︎

いま、会場では、
絵とともに、すべてのコラボ企画作品のQRコードを並べています。

「この色いいな」と、
観覧者さんが絵の前にたったとき、

観覧者さんとコラボ作家さんは
「おなじ色が好き同士」。

そこに
ふたりがつながるQRコードがあって、
「あっ」と思える出会いがうまれる…

そうなったらいいな、
という理想をもって、展示しています。

✳︎

個展という機会は、
自分と作品をお日様のもとにさらすようで、
いい面もそうじゃない面も浮かびあがるよう。

至らないところも多々あるのですが、
応援とご参加のおかげで、なんとか自分も楽しい個展ができています。

また、コラボ企画のしめきり後も
色の子たちに届いてくれる作品や
応援の記事がうれしくて、
励みになっています。

ゆっくりになりますが、
色の子たちのページでも
紹介させていただきます!

関わってくださる皆さま、
心から、ありがとうございます。
こんなに幸せなことはありません。
ひきつづき、楽しんでいきますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?