マガジンのカバー画像

ナースあさみの毎日

542
日々のあれこれを綴るナースあさみのエッセイ置き場。
運営しているクリエイター

2017年1月の記事一覧

身の丈にあった暮らしを

身の丈にあった暮らしを

家事の仕事では高級住宅に伺うこともある。

オートロックは4回あって
コンシュルジュがいて
クラシック音楽が流れていて
エレベーターでは誰にも会わないようになっていて
床は絨毯。
まるでドラマのような空間。

もちろんお部屋はモデルルームみたいなんだけど
その人たちの暮らしに憧れるかといったら
私は全然憧れない。

ほこりだらけの玄関
ダイニングテーブルには昨日こぼしたお茶やご飯つぶ
冷蔵庫の中に

もっとみる
ボタンが好きだったことを忘れていた

ボタンが好きだったことを忘れていた

昔から手芸はそこそこ好きで
表参道にあったラドログリーというパリに本店がある手芸用品店に通っていた。

キラキラした毛糸。
刺繍やステッチのきいたリボン。
見たことも無いようなきらびやかなボタン。

中でも私はボタンが好きだったらしく
昨日久々に手芸箱を引っ張り出したら
大量にボタンが出てきた。

そういえば元彼もボタンが好きな人だったな・・・
伝染したのかしら?
なんてことも思い出したりして

もっとみる
ほろほろはらはら

ほろほろはらはら

クロワッサンやパンオショコラみたく
バターたっぷりの生地を食べると
人は簡単に幸せになれると思っている。

ここでのポイントは
ただ単にバターたっぷりではダメで
バターありきのほろほろはらはら感、だ。

機械を使えばパイ生地なんて簡単に出来るけれど
そうするとあのパイ生地感が弱まる気がする。

冷凍のパイシート、美味しいけど
あれでクロワッサンを焼く気にはなれない。

手でつくるともちろん手間なん

もっとみる
フライ返しよりもゴムべらが世の中に浸透して欲しい件

フライ返しよりもゴムべらが世の中に浸透して欲しい件

一人暮らしの家にある最低限の調理器具と言えば

お玉
フライ返し
菜箸
くらいだろう。

ただ、ここにぜひとも
ゴムべらを加えて欲しいと切に願っている。
フライ返しなくてもいいから。

ゴムのしなりが手の延長戦みたいな動きをしてくれて
非常に使い勝手が良いのだ。

それにゴムだから鍋肌に吸い付くように動いてくれる。
だから肉汁もソースも逃さない。
残さずお皿やタッパーに入れられる。

あと、勘違い

もっとみる
ファンってこういうことなのね

ファンってこういうことなのね

これまでどの芸能人にもハマってこなかった。

周りではジャニーズやEXILE的なものにハマっている友達が多いけど
カッコイイけどふーん・・・って感じで。

そんな私が初めてファンになったのが
はあちゅうさんなんだと思う。

今まで同じCDを何枚も買うとか理解出来なかったけど
少しだけわかる気がしたよ。

同じ本を2冊も買うなんて・・・ファンじゃん!!
と、初めて自覚。めっちゃ遅い。

この本は私の

もっとみる
冬の空には

冬の空には

子どもの頃、理科の宿題でオリオン座の観察が出された時全然テンションがあがらなかった。

当時から花より団子だったので←
「星を見るより綿あめ作ろうぜ」
って思ってた。

でも、防寒具でモコモコになりながらも
毎日オリオン座を観察していると
ちょっとずつ見える位置が変わってくる。

それを何千年も繰り返してると思うと
宇宙の壮大さにポカーンってなる。
と同時に、寒さ如きで震えてる自分のちっぽけさがそ

もっとみる
予定は未来を創る

予定は未来を創る

5月に旅行の予定をいれた。
どーんと海外。

正直、今は全然お金がない。
それに今の自分の仕事が軌道にのってるかわからないけれど

心のすみっこにいるいたずらオバケが
「行けるよ、大丈夫」って言ってたので
その声に従ってみることにした。

さっき手帳にその予定を書いた。
その瞬間
お金はああやって稼ごう
お土産はあの人たちに買ってこ
旅行先でやりたいことはアレとコレって
ブワーっと湧いてきたので

もっとみる
それぞれの平日の流れ方

それぞれの平日の流れ方

ただいま地元で過ごしております。

都内ではないけれど
首都圏なのでそこそこ栄えてる感じ。
湘南と呼ばれるエリアです。

家の家事もひと段落ついたので
スタバもマックも満席で
久々にドトールに入ってみました。

都内だと店員さんがたくさんいて
満席だけど回転が早いからすぐ座れるけど

地元だと店員さんは少ないから
レジは長蛇の列。
お客さんは高齢者が多いから回転悪い。

この時間に飲食店で働いてる

もっとみる
コンテクストを増やす

コンテクストを増やす

コンテクスト。
日本語では背景、文脈って訳される言葉。

ものすごくざっくり言うと
人が豊かに生きるためには
コンテクストを増やしていく方法が
1番手っ取り早いと思っていて。

出汁に例えるとわかりやすい。

昆布を布巾で拭いて
かつお節を削って
水から取ったお出汁は格別。

一方、ほんだしでさらーっと取った出汁は
おいしいけど感動はないよね、きっと。

同じお味噌汁を食べたとしても
一から取った

もっとみる
美しさがあるこということは

美しさがあるこということは

同時に醜さもあるということ。
そんなふうに思っている。

看護師の仕事は
どちらかといえば人の醜さを直視しなくちゃいけないことが多い。

肩書きや年収や人脈はなにも役に立たなくて。
そのままのすっぽんぽんの人間が試されているような出来事ばかり起こる。

先日は看護の場面以外でも
人の醜さを感じることがあった。

好きなインスタグラマーがそのライフスタイルや発信の内容をコピーされている件に関してコメ

もっとみる
手触りにまかせて

手触りにまかせて

ズパゲッティという糸にハマりそうな予感、というか確信があります。

写真のようなやつ。
古い布を糸みたいに加工したもので
編み物の材料として使われることが多いみたい。

最初、出会った時はその見た目の可愛さにやられたけど
触ってからはその感覚が心地よくて。

Tシャツとか綿素材独特のしっとり感とヒンヤリ感。
それに伸縮性。

その手触りが忘れられず
先日ユザワヤに行って触ってしまったら最後
糸が買

もっとみる
暖かいということだけで

暖かいということだけで

先週末は今年一番の寒気でしたね。

吐く息もメガネも真っ白に雲って
あ、寒いんだな・・・と実感する帰り道。

そんな時は阪神淡路大震災に被災したあの冬を思い出す。

暖かいことが贅沢だったあの時。

給食はコッペパンと魚肉ソーセージ。
変わるメニューはジャムだけ。
生鮮食品であるバナナがつくとみんなから歓声があがる。

1日に暖房を使えるのは夜寝る前のみ。
朝起きてからはぴょんぴょんしながら着替え

もっとみる
思い込みは自分じゃ気づけない

思い込みは自分じゃ気づけない

今日はお客さんと話していて
お互いにお互いを思い込んでいた部分があり
そこですれ違いがうまれていたことがわかった。

私は作り置きのメニューを決めて貰わない方が好きだけど
お客さんはメニュー決めておくことが相手への配慮だと思い込んでいたのだ。

お客さんとしては
はじめて作り置きの仕事を頼んだ方に
「メニューは決めてほしい」と言われたようで
私にもそれが当てはまると思ったよう。
でも実はお客さん、

もっとみる
予知夢があるとしたら

予知夢があるとしたら

もともと寝たら朝というタイプで
滅多に夢をみないタイプなのだけど
最近、決まった夢を見るようになった。

私には凄く会いたい人がいてその人と会える話。

会うまでのプロセスは毎回微妙に違うけれど
会ってからの流れは毎回決まっている。

最初の方は
「絶対会えないから夢の支配人が気を利かせてくれてる?」
と思っていたんだけど

今日はじめて
「ここまで同じ夢を見るなんて・・・
もしや、予知夢かも!!

もっとみる