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どうでもいいことを、もっと

SNSでの出会いを通じて

好きなことを仕事にしている人
仕事=好きでやっていること全部

という人がまわりにたくさん増えた。

仕事の愚痴は極端に少ないし
誇りやプライドをもって仕事にのぞんでいるから
そばにいてとても気持ちよい。


そのはずなんだけど
これに対して
私は危機感を抱いている。

あえてこう書かせてもらうけど
特にベンチャー企業にお勤めの人。
定時という概念がない人たちね。

きっとやりたくてやっている仕事だし
熱意と情熱をもって仕事に向き合っているのは
とても素敵なことだと思う。

確かにそう思う。

でも、ずっと仕事と向き合い続けているのは
健全じゃない。

バランスがおかしいもの。



忙しいからって
なんで1食しか食べないの?
そんなんで、栄養価が足りるわけないじゃない。

なんで3時間睡眠で眠いって言ってるの?
眠いに決まってるでしょ。

そのくせ寝つきが悪くて
お酒やおくすりに頼ってない?
そりゃ、起き抜けの爽快感なんてないよね。


好きなことだったら、それでもいいの?
生活は、ないがしろにしていいの?

それじゃ昭和のモーレツサラリーマンと一緒。
仕事をとったら、ただの抜け殻。

例えば、事故で寝たきりになったあなたに
何人の人がお見舞いにきてくれるかしら?

スキルも価値も提供できなくなったあなたを
囲ってくれる人は、どれくらいいる?


物事には、程度ってものがあるの。
たとえ、それが好きで得意な仕事であっても。

どんなに好きなことでも生活を捨ててはダメ。
仕事は変えられるけど
生活は寝たきりになってもついてくる。

今はまだ若いからなんとかなっているかもしれないけれど
そのうちガタが出てきたら、自分を責めることになる。

ガタを感じられるのは、まだマシかもしれない。
脳梗塞や心筋梗塞になったら
何も感じられず、考えられもしないまま
あっという間に召されちゃう。

責めても悔いても
どうにもならない。

理由も改善策も明らかなのに
その優先順位を無視し続けたのはあなただから。


そして、まだまだ先かもしれないけれど
老化や病気によって
仕事ができなくなる日は必ずくる。

わたしにも、あなたにも。

そうでなくても
失明、もしくは、手先の自由がきかなくなったときに
ほとんどの人は今の仕事が続けられなくなる。

そうなったとき、あなたは自分を何で保つ?

過去の栄光
これまで築いていた人脈
自分の作品やコンテンツ

これらも、いずれは過去になっていくけれど
これからのあなたは、どうなっていくの?


ということが、頭の中をぐるぐるしていたときに
こういうツイートをしたんだけど

そこそこファボられたから、きっと3人くらいは私と同じようなことを考えている人がいるんだろう。


仕事も大事だけど
どうでもいいことも大事。

紙袋や包装紙をなぜかとっておくクセとか
おまけのマスコットを全部集めたくなるとか
マックのLサイズのポテトをみんなで分けて食べるとか

日々のスケジュールに余白が必要なように
人生を構成する要素にも、余白は必要なの。

じゃないと、社会にスキルや価値を提供できなくなった自分になったとき、その存在意義を肯定する要素がなくなってしまうから。


というわけで
私はこれからドラクエウォークでの経験値をためるために
ちょっとお散歩してきます。

絶対にボスをやっつけるぞ……


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