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伝えること、伝わること

半年ぶりに美容院へいってきた。

美容に関しては、青山をうろうろしている男子学生よりも意識が低いことは自覚している。大丈夫(?)

ある程度、髪が長くなるといつまで経っても長いままなので、整えよう、揃えようという意識がなくなってしまうの。

生え際だけ黒くなっていくプリン現象も、ここまでくるとそういう仕様にみられる始末。仕様じゃなくて放置した結果だよっ!

私の髪はオレンジ〜赤っぽい色素が強いのか、どんな色をいれても最終的にそういう色に落ち着く。

いつも伺っている家事代行のお宅のお子さんはアメリカ人とのハーフで、根っからの金髪。だから、光に当たったら赤くなる私の髪をみると、赤毛のあさみちゃんだ!っていうくらい。


そうそう、私が髪をのばしているのは看護でも家事代行でも絶対結ばなきゃいけないから。ひとつに結んでくるくるとお団子にまとめた姿が、私のデフォルト。

たまに顔まわりの毛をピンでとめることもあるんだけど、あまり好きじゃない。病室のカーテンにひっかっかってしまったり、処置中にピンが落ちてしまうこともあるので、なるべくリスクは減らしたいの。

ボブやセミロングもいいんだけど、お団子が中途半端になってしまうし、耳にかけても毛量が多いので落ちてきてしまって邪魔。

ショートにしたら髪が伸びることを実感してしまうので(!)、高校生以来やっていない。ロングは永遠にロングのまま、便利である。


というわけで、振り出しに戻るが半年ぶりに美容院にいってきた。

結構伸びてきたし、かといって金髪にするような勇気もないのでインナーカラーをいれてみた。

サムネイルのそれだ。
結構いい感じじゃない?

美容師さんは、私の高校時代に友人の旦那さんでもう5年くらいの付き合い。結婚式にも参列させてもらったほどの仲なので、いつも

あさみ:毛先は整えるくらいで、カラーはなんかいい感じで
美容師さん:おk

こんな感じでゆるい。

ただ、今回はインナーカラーをいれたかった&髪色を落ち着かせたかったので集めておいたPintrestを見せながらこんなやりとりをした。

あさみ:インナーカラーは赤でも紫でもない感じで、でもきっと色が抜けてくるとオレンジっぽくなっちゃうだろうから、それはできるだけ避けたい。そしてピンクみが出るのは嫌。

そして、髪色全体はその色と対比させたいからアッシュっぽくしたいけど、こちらもどうせ色が抜けてくるので頑張れるだけ頑張ってほしい。ただ、私の目の色やもとの髪色がアッシュ系ではないので、いい感じに諦めてもらって着地させてほしい。

美容師さん:言いたいことはすごくわかる…やってみる!

ブリーチしてカラーして、またブリーチしたところに色をいれる。

カラー剤って、実際の色味とは違う色をしていると頭ではわかっているのに、途中ブルーやエメラルドグリーンみたいなカラー剤が出てきて、さすがの私もちょっとビビったよね。

髪色レインボーナースが爆誕したらどうしよう……
と思うこと3時間。

サムネイルのような色味に仕上がり、2人しておおぉぉ〜!!と歓喜の舞、とまではいかないまでも喜び爆発。

私も彼もイメージで描いていたような、思い通りの色味に仕上がってとても満足。

美容師の彼は、あんまりそういうことをしない人なんだけど、今日ばかりは自分のスマホで私の髪を撮らせて欲しいとお願いしてきた。
もちろん快諾する。

いや、全体のカラーいいね…!
インナーカラーもバッチリ…!!
ほんとイメージ通り!!!!

私、つたない日本語だったけど、Pinterestのおかげでイメージが彼に伝わって嬉しかったし、きっと彼もそういうイメージを理解して実現できたことが嬉しかったんだろうな、と。

当たり前だけど
伝えようとしたことが伝わって
伝わったことが目に見えると
とても嬉しい。

そんなことを実感した日だった。

とてもいい気分でほくほくしたまま帰ろうとしたら

さすがに半年来ないのはよくないので
秋になったらこっちから連絡するね。

インナーカラーを半年放置したら
どうなるかわかってるよね…?

と、諭されたので次はきっと9月くらいにはいきます……たぶん。




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