見出し画像

WIN600でテイルズオブアライズを最適に動かした話

ここ数日、WIN600でテイルズオブアライズをどこまで動かせるか試していましたので、成果をメモしておきたいと思います。

といっても作業途中のスクショ等は無いので文字のみですが……。

テイルズオブアライズに限らず、軽めの3Dゲームなら同じ手法で動かせるのではないかと思います。

まずはWindowsの入れ直し

WIN600はSteamOSにして遊んでいましたが、SteamOSではWindowsに比べPCゲームのパフォーマンスは落ちるため、テイルズオブアライズも540Pの各設定オフでしか遊べません(それでもちょっとカクつく)。

したがって、もう何度目か分からないWIN600へのWindows入れ直しです。ちゃんと比較していませんが、個人的には10の方が軽くて良いような気がしています。

anbernic公式配布のWindows10イメージはパーティションを整えてからでないとうまく入れられないっぽいので、Microsoft公式からインストールメディアを作成して作業。
これならインストール作業の流れの中でパーティションの削除を行えるので楽です。

各種ドライバやソフトの入れ直し

anbernic公式配布の各種ドライバや、Power Control Panel等の必須ソフトを順次入れ直していきます。

このときCustom Resolution Utilityも導入しておきましょう。

また、RyzenのGPU管理ソフトで「GPUスケーリング」をオンにします(これをしないと、ゲーム内設定で540Pを選んだときに画面表示が変になります)。

解像度やリフレッシュレート設定の前準備

WIN600で3Dゲームをやりたい場合、解像度を落とさないと厳しいです。
また、リフレッシュレートを60Hzから40Hzに落とすことでだいぶゲーム動作が軽くなります。

そこで先ほどのCustom Resolution Utilityを使い、540×960の解像度を追加しておきます(WIN600のディスプレイは元が縦長なので、解像度設定の縦横が普通と逆になっているっぽいです)。
合わせて、40Hzのリフレッシュレートも追加します。

フルスクリーン時に画面がぼやける現象の回避

テイルズオブアライズはデフォルトでボーダレスウィンドウに設定されていますが、これだと解像度を720Pから変更できません。
そこでフルスクリーンに変更するのですが、変更すると今度は画面がぼやけて文字が見えづらくなったり色が薄くなったりします。

これを回避するため、Steamのゲームデータがダウンロードされているフォルダを開き(Program Files>Steam と開いてから検索窓に「Tales」と打つのが早い)、.exeファイルのプロパティを開きます。
そして「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックを付けると、先ほどの画面がぼやける現象は起きなくなります。

Power Control PanelでTDPとリフレッシュレートを変更

ゲームを起動する前に、Power Control Panelを開きます。
そこでTDPを15Wへ、リフレッシュレートを40Hzへ変更。

TDPはもう少し下げることも出来そうですが、15Wでもイベントシーンでのカクつきが多少あったり、スキット会話の表示が音声より遅れたりするので、15Wが最適だと思います。

ちなみにTDP15Wの場合、バッテリー駆動時間は1時間半ほどになります。

ゲーム内設定を最適化

テイルズオブアライズを動かし、ゲーム内でグラフィック設定を変更します。

  • ボーダレスウィンドウ→フルスクリーンへ

  • 720P→540Pへ

  • 垂直同期オン→オフへ

この3つを行うことで、そこそこ快適に動作するようになります。
ここでいう「そこそこ快適」とは、

  • 視点移動や移動に遅延がほとんどない

  • 戦闘開始時の読み込みがほとんど遅れない

  • 戦闘中の演出が激しくなってもほとんど固まらない

  • イベントシーンが極端に重くならず、音声がおかしくならない

といった感じを指しています。
但し多少のモタつきが生じたり、敵の数が多いときに派手な演出の技を打つと一瞬カクついたりはやはりあります。

ほかにアンチエイリアス(キャラの輪郭がなめらかになる)や環境光関係の各項目をオフにするとさらに軽くなるのですが、ゲーム体験的には変更しない方が良い項目かと。


おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?