見出し画像

リスクを抱えた〝働きたい〟を組織や社会はどう受け止めるべきか

前回のnoteではご心配をおかけいたしました・・・!

先週は1週間、ほとんどの仕事をストップしひたすらベッドで横になっていました。おかげで、金曜日の検査で状況は好転し、お腹が張らない程度に日常生活はしてもいいとの許可がでました。

ので、今週から仕事も復帰。といっても、やはり無理は禁物なので、基本的には在宅勤務でベッドの上でPC作業。大樹町内限定で、どうしても対面でしかできないもののみ、出かけるようにしています。

今日は、今後の状況がある程度見えてきたため、職場や関係各所の皆様に状況報告などをしてきました。

教育委員会の学校地域コーディネーターに関しては、出産も見据えて、在宅勤務を検討しようとしていたのを前倒して、すぐに対応してくださり、本当にもうありがたい限りです。

ただ一方で、『何があるかわからない』という漠然とした不安を抱えたまま仕事をすることに、周囲の方々は様々な反応です。病気(といっていいかわかりませんが)の対象者は一人なのに、受取手によって異なる反応がある。なんだかうまく言葉にできないけど、重要なヒントがある気がして、このブログを書き始めました。

〝どこまで働くか〟は誰が決めるべきなのだろう

医師から『絶対安静』を言い渡されているなら、私も周囲の人たちも、道は一つだったかもしれません。

でも今回は、『無理しない程度なら、日常生活はオッケー』という状況。要は、白か黒ではない、微妙な状況なわけで。

私自身の気持ちを言えば、休めるものなら休みたい。でも生活があるし、無理しない程度にできる仕事ならやりたい。ベッドの上でAmazon primeで映画をただひたすら見て過ごす生活を、これから4ヶ月も続けるのかと思うとめちゃめちゃ憂鬱・・・(これが一番大きな理由かも)。私が休むことで職場の人の負担が大きくなることは確かだし、在宅でもできかつ負担の軽減になるのであれば、できる限り仕事できる方法を考えていきたいと思っています。

ただ一方で職場や関係各所の方々の反応は様々です。もちろんみなさん『身体を第一に』ということに変わりはないのですが。大別するとこんな感じ。

Aパターン:本人の意思を尊重する
Bパターン:本人の意思は尊重するが、そうは言ってもね・・・
Cパターン:本当に休めないの?なんとかなるんじゃない?

それぞれの反応について、どれが正しいなどと言及するつもりは全くなく、ただこの違いが面白い、というかけっこう日本の働く現場をよく表しているなぁと思ったりしています。

働き手が抱えるリスクについて、どう対処するかというのは、なかなかに判断が難しい。

組織全体のことを考えたら、リスクは可能な限り排除し、排除したなりの仕組みづくりをしようとするのがCパターン。リスクは常にあるとして、リスクも踏まえて仕組みを作ろうとするのがAパターン。その中間(どちらかと言えばCよりか)がBパターンといったところでしょうか。

これは私の個人的な感触ですが、これまでの日本の職場はCパターンの反応または判断が多かったのではないかと思っています。

出産に限らず、心の病や介護、子育て中のハプニングや家族の事情。

子育てに関して言えば、仕事を辞めて専業主婦になるか、保育園に預けてフルタイムで働くかの2択が圧倒的に多くて、その中間のグレーゾーンが極端に少ないというような状況もこの一例ではないかと。

本人が「ここまでなら働ける」というのを、組織や社会は、空気感も含めてどう受け止めるべきなのか。

明確な答えは、今はまだないのかもしれません。

私の今の仕事は、学校を核とした地域づくりです。

教育委員会に所属して、学校現場に地域のボランティアを派遣したり、地域の人たちと学校教育のあり方を考える仕事です。ひとくちに学校と関わるといっても、その関わり方やコミット度合いは人それぞれ。フルタイムでバリバリ働く人の学校現場への活用は難しいのも現状です。

でもだからといって諦めるのではなく、そういう方々に、どうしたら関わってもらいやすい仕組みを整えられるかというのも、私の仕事。

その人それぞれの暮らし方や大事にしているものを考えて、『では、こんな形であれば協力していただけるでしょうか?』と提案しています。

中には、人と接したいし貢献もしたいけど、病気だったり子育て中だったりして、気持ちと現状とをどうバランスをとっていいか悩んでいる人もいます。

大樹町を含め、地方はまだまだ人口減少が進みます。人材不足で黒字倒産をする企業も増えている中で、白か黒ではない働き方の改革は、とても重要なんじゃないかと思っています。

仕組みだけではなく、現場の空気感も含めて、本人の『ここまでなら働ける』という意思表示を、どう組織や社会に反映させていけばいいのかというのは、今後も私の中に大きな問いとして残りそうです。

とはいえ、今回の件で周囲の方々は私の身体を第一に考え、柔軟に対応してくださり、本当に感謝しかありません。

無理しない程度に、ボチボチやりたいと思います!

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

8

じんちゃん@キタテラス

北海道でコミュニケーションをデザインする仕事をしています。企業とお客様、学校と地域、生産者と消費者、異なる領域の溝を埋めるコミュニケーションをデザインすることで、ほしい未来をつくっています。本当に応援したい人と、一緒に未来を作りたい人と仕事しています。(株)キタテラス代表取締役
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。