「生きたくなる理由が多少不純であっても良い」
僕は最近そう考えるようになった。

僕はこれまでの人生の中で死んでしまいたいと想う事の方が多くあった。
自らの不甲斐なさを嘆き、生きる事への希望は何処となく薄れていた。

その結果、具体的に何をしたいのか分からず今ここに至っている。

自分なりに苦しんで死を望む時も多くあったけど心の何処かでは死を恐れ、結局のところは肉体を傷付ける行為は何一つせずに生きてきた。
痛みに敏感で意気地無しの僕では自傷行為や命にかかわる行動など出来る訳が無い。そのおかげで今でもこうして生きているのだけど。

でも少なからず心は結構傷んでいるような気がしている。
精神科に・・・もしかしたら通った方が良いのかなと思った事もあるが、そこには至っていない。自分の心の中にある善と悪を自分なりに操って、心を多少誤魔化してきたからどうにか心は壊れずに存在している。

ただ「生きていたい理由」を見つけられずにずっと過ごしてきたのは事実。
生きる理由を見つけられないで死の方が近い存在だったのに、よくここまで生きてこれたものだなと自分では感心している。

そんな傷んだ心でもずっと捨てきれない気持ちが1つある事に気付いた。
それは「心の中に秘めていたゲイとしての想い」。

どんな事でも中途半端な所で気持ちが冷める僕だが、ゲイとしての想いだけは熱量が冷めず心の中にあり続けた。

男とセックスしたい気持ち
男同士のセックスを見ていたい気持ち
男同士のセックスを間近で見てみたい気持ち
自分の心にある性への想いを何処かで表現したい気持ち

ゲイと男と性。
その事だけはずっと想っていられる事に気付いた。
コロナ禍になり気付いた事だった。

もう少し早くその気持ちに気付けたらなぁと思った時はあるが、
今はこのタイミングでとても良かったと思っている。
このタイミングでなければその人には巡り合えていなかったと思うから。

その人には恥ずかしくて直接は言ってないけれど、
その人の存在のおかげで僕は素直に生きていたいと想えるようになった。

僕がそんな事を思っているとは到底分からないだろうし、
その事を話したら不純だと思われるかもしれない。

でもその人にはいつか僕の気持ちを伝えたいなと思っている。
「あなたの存在は僕にとっての希望であり憧れの人である」と。

素直な気持ちを伝えたいけれど長文では失礼かなと思う気持ちと、いきなりそんな事を言われてもどう思われるかなという気持ちがあって。。。

出来れば失礼のない様に伝えたい。。
何せ言葉遣いがなってない上に話が長いものだから。。。