外国人観光客への道案内

梅田なんてあまり用事がない場所なのだけど、最近定期的に足を運んでいる。

中津周辺で歩いていると、「cocodoco」っていう喫茶店をみつけた。

正式な読み方は知らないし入ってもないのだけど、梅田のダンジョン具合を思えばここ何処って思う気持ちは痛いほどわかる。(過去70 %以上迷子になっている)


中津から梅田(正確にはヨドバシ梅田)へ近づくほど、増えていくのは観光客

というよりも、もはやここは日本列島か疑いたくなるくらいに大阪の街には外国人観光客があふれかえるように見える。

いち日本人としては少々恥ずかしくなるくらいの露出度でも、やっぱりこの湿度がデフォルトの日本の梅雨は暑いらしい。

大きなキャリーケースの原色は梅雨空から漏れる太陽光を程よく反射して、暑さを際立たせている気がする。

暑そうにしながら、写真を撮っていない人はだいたい道を探しているし、私はなぜか結構道を聞かれる。(大阪に住んでいない人だけど)

よく聞かれるのは、弁天町か新今宮、ユニバーサルシティへの行き方、あとは反対の大阪駅への行き方。(私はきほんJRのユーザー)

だいたい環状線車内かホームで聞かれるので、next station やら this train で説明がつく。拙い英語でぎりぎり伝わる範囲を超えてしまったのは、JR難波への行き方を聞かれたとき。

場所によっては途中の停車駅で各停に乗り換えるとか、地下鉄を使うなり近鉄を使うなりしたほうが遥かに便利なのだけど、これが上手に伝えられない。

次発の直行する電車を指して、next trainと伝えたあの観光客のひと、ごめんなさい。それ、着くのめっちゃ時間かかったと思うわ。

その昔は南海なんば駅の下の高島屋あたりで日本橋への行き方を聞かれて困り果てた挙句、一番最初に見えた地下鉄の駅員を指して「Please ask him」と言ったこともあったけど、彼女は無事辿り着けただろうか。



G20大阪サミットで、想像以上に日本人は英語ができないと言われていたらしい。

語彙文法自体は難しくなくても、柔軟性が求められる道案内は結構難しいと思う。

英語を学べったって、教育を受ける段階を過ぎた人たちの自主性に任せるのはなかなか大変だわね。


せめて道案内くらいは英語でできればと思うけど、そのまえに自分も迷子になるのをどうにかせねば…

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