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面白くない試合なんてない

W杯で面白くない試合なんてない。
これは本当にすごいことで、また困ったことでもある。これはいいや、なんてゲームが一つもないので、どうしても全部チェックせずにはいられない。なんとかして全試合見られないものかと、テレビの放送予定表の前で頭を悩ませねばならない。
まあ、でも、これぞまさしく嬉しい悲鳴。


サッカー好き、といってもやっぱりずっと日本代表中心だったので、おそらく本当の意味でサッカーのファン、と言えるようになったのは8年前の南アフリカW杯からかな、と思う。あまり覚えてないけど、その頃は時間が余りまくっていて、なんとはなしにやってる試合を片っぱしから見た。

まじまじ見てみると、世界の選手は外見も雰囲気もプレーも個性的で、惹きつけられずにはいられなかった。彼らがピッチを動き回ると、なんだか試合そのものが一つの物語のようになって、気になる話の続きを追うように、気づけば夢中になって見ていた。

見る理由としては、やっぱりひいきの選手ができるのがいちばん大きい。その選手を応援するうちにチームを応援していて、対戦チームにも関心がいって、そこから全体へとどんどん興味が広がっていく。プレーはそうしていろんな選手を見ていくうちに、だんだんそのひとつひとつの素晴らしさや凄さに目覚めていく。その過程が本当に面白くて楽しい。しまいには世界の国々と、世界中どこにでもあるサッカーというスポーツにまで想いを馳せてしまう。

そういう気持ちが存分に味わえるのがW杯で、他にも五輪やいろんな大会があるけど、やっぱり各国がほとんど命がけでかかってくるW杯がもっともしびれるんだと思う。


そんな大会がついにまた始まってしまった。
毎日冷蔵庫に貼った番組表をながめては一日の計画を立てる日々が続いている。ロシアと時差はそれほどないと思っていたけど、生放送だと遅ければ真夜中から明け方になってしまうので、録画したり次の日の再放送にしぼったりで忙しい。

でも、なによりも嬉しいのは、毎日夕方からはいつでもサッカーがかかっていること。チャンネルを合わせば、どれも絶対に面白いだろう試合がいつも見られるということ。
これ以上幸せなことはない。
今はただ、その喜びをかみしめていたい。

今大会も優勝候補は多いし、日本の健闘も大いに祈っている。そして、どのチームが決勝トーナメントに進んでも、優勝が決まるその瞬間までしっかりと見つめたい。

W杯がある年は最高だ。
いろいろがんばれるパワーをたっぷりもらっておこう。

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