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借金の返済に一番大切なことは○○!借金によって変わった事とは?借金完済までの流れも紹介

今でこそある程度生活に余裕がでてきましたが、僕は人生の中で3度ほど借金に悩んだ時期がありました。

1度目は僕が中学生のころ。
親が借金をしていたようで家族会議が開かれました。
正直自分の家は貧乏ではないと思い込んでいたので借金があるということに衝撃を受けた記憶があります。
高校受験を控えた時期でありましたが、自分も高校へ行かず働いて一緒に返すと言い親と泣きあったのを覚えています。
結果的には金額が100万程だったため、祖父母が一括で返済して何事もなかったかのように高校へ進学しました。
当時中学生だった僕には100万円という金額はあまりに高額だったのでこれだけで人生終わったと思いました。
今更ながらに思うとたった100万円の借金であそこまで大騒ぎする家なのでしっかり貧乏だったんだなと実感します。

2度目は僕が20歳か21歳ころでした。
怪しい投資話に乗っかり借金、その借金を返すために別の事を始めるも更に借金。てな感じで合計1000万円くらいの借金を抱えることになりました。
20歳くらいで1000万円の借金があるとまず普通に働いた分の給料だけでは返すのに時間が掛かりすぎます。
まだ若く、怖いものもなかった当時の僕は死に物狂いで働きました。
昼間はサラリーマン、夜はホストとして働き、昼間の仕事が休みの日にはママ活などもしました。
正直こんなやり方は無謀でしかなく、年齢を重ねれば重ねるほど体力的にも厳しく今の僕には間違いなく真似できません。ホストやママ活なんて若いからこそある程度の需要が見込める特権みたいなものです。
睡眠時間も1日3~4時間取れれば良い程、ほぼ休みなしの生活でしたがそのおかげで借金は1年半で完済しました。

1年半地獄の生活を続けましたが心も体もボロボロの状態となってしまったのですべての仕事を辞めました。
全ての仕事を辞めてからは普通のサラリーマンとして働き、ちょっとだけ贅沢な生活ができる給料をもらえるようになってきたころ、親しい友人からビジネスの話が入ってくるようになりました。

ここで3度目の借金です。
25歳で800万円の借金です。
自分でも思いますが、本当にアホです。
3度目の借金についても内訳が色々ありますが、やはりここでも一番の割合を占めるのが投資です。
この時に初めてFXに手を出しました。
しかしFXといっても自分の裁量で取引を行わずお金を預けて月利5~10%増えますよ的なあれです。自分の貯金分だけで済ませればいいものを欲が出てくるものです。
借金をしてまでそこに投資してしまったので最終的に持ち逃げされ手元に残ったのは借金のみでした。

また前回と同じように働けば返せると思い色々な仕事を掛け持ちして死に物狂いで働きましたが、途中で体を壊しました。
無理をしすぎたのもありますが、人間たった数年で老いるものです。

結局300万円ほど借金が残った状態で普通のサラリーマンに戻りました。
金額的には前回の方が多かったのですが、今回は体を壊して無理できない状況でこの借金の為、精神的には今回の借金が一番きつかったです。

最初は不安が多く、毎月の催促に怯えて本当に苦しかったですが、あることをしただけで気持ちも楽になり返済が苦では無くなりました。

タイトルにも書いてある一番大切なそのある事とは、

【自分の借金について把握をすること】

借入先が増えてくると自分の借入額が把握しきれなくなってしまうことが多くあります。利息もあるので元金がいくら減っているのか分からないという方も多くいると思います。
毎月自分が返済できる上限を知り、返済の計画を立てることで心にも余裕ができて無理なく返済を行うことができます。

ここからは当時年収400万円のサラリーマンだったぼくが2年半で約300万円の借金を返済した経緯のお話です。

まず借金返済での一番の問題として、300万円の借金返済がスタートした時点では自分の残りの債務がいくらあるのか把握していませんでした。
自分が毎月いくら返済しているかすら把握ができていなかったので毎月催促の通知が自宅に届いていました。

現在借金をしている人はまず初めに
・借金の残金
・毎月どこにいくらずつ返しているのか(元金だけの場合と利息有りの場合)
この二つについては必ず把握しておく必要があります。

返済開始

僕が計画を立ててしっかりと自分の借金を把握した当時の残額は270万円、毎月18万円(利息含む)の返済をしていました。
これに車のローン、家賃、食費、携帯代などなど合わせると30万円を超える金額になっていました。
そもそも自分の月収が手取りで26~30万円だったため、足りていません。

現状で足りていないにでできることはただ一つ、固定費の削減しかありません。
その為、まずは賃貸マンションを解約し実家に戻りました。この時点で光熱費や食費を含めておよそ10万円ほどの節約ができます。
代わりに毎月のガソリン代が3万円と通勤時間が往復5時間になりました。
また、計8か所すべての借入先に返済の相談をして少しずつ毎月の返済額を減らしてもらった結果、月々の支払が15万円(利息含む)になりました。
参考までに借金の詳細はこちらです。
・A社クレカショッピングリボ 40万円(元金1.5万円ずつ返済)
・A社クレカキャッシングリボ 7万円(元金1万円ずつ返済)
・B社クレカショッピングリボ 40万円(元金1万円ずつ返済)
・C社クレカキャッシングリボ 40万円(元金1万円ずつ返済)
・D社クレカキャッシングリボ 35万円(元金1万円ずつ返済)
・E社クレカショッピングリボ 50万円(元金利息含め5万円ずつ返済)
・銀行カードローン      30万円(元金6000円ずつ返済)
・銀行カードローン      30万円(元金1万円ずつ返済)
       合計     272万円

・借金返済が15万円(利息ありの場合)
・車のローン5万円(←これは借金に含まれていません。残り140万円)
・ガソリン代3万円
・携帯代1.5万円
残りは緊急時といった感じで何とか計画を立てることができました。

次に行うことが返済終了時期を把握することです。
借入先ごとに借入額や返済金額が異なるのですべてを紙に書きだします。
今回の場合だと、
A社クレカキャッシングリボ 7万円は7ヶ月後に返済終了
E社クレカショッピングリボ 50万円は10ヶ月後に返済終了
と先に返済が完了するところもあったのでそこから片付けていきます。

10ヶ月後

返済から11ヶ月目には上に書いた2社の返済が終了し、毎月の返済から6万円分の浮いたお金ができます。
その6万円についての内訳は
4万円→貯金
1万円→交際費
1万円→緊急時のお金
といった感じで少し遊びにも回しました。これがないと正直モチベーションが保てません。緊急時のお金については貯金に回すことなく気付けば交際費に充てられていたと思います。

8ヶ月後(返済開始から18ヶ月経過)

これを続けていき、毎月4万円の貯金が30万円まで溜まった段階(8ヶ月後)で借入金残額が30万円以下のところを一括返済しました。
返済を開始してから18ヶ月経過の時点での借金の残りは
・A社クレカショッピングリボ 13万円(元金1.5万円ずつ返済)
・B社クレカショッピングリボ 22万円(元金1万円ずつ返済)
・C社クレカキャッシングリボ 22万円(元金1万円ずつ返済)
・D社クレカキャッシングリボ 17万円(元金1万円ずつ返済)
・銀行カードローン      19.2万円(元金6000円ずつ返済)
・銀行カードローン      12万円(元金1万円ずつ返済)
       合計      105.2万円
(別途車のローン 50万円)

貯金額は32万円となりました。

貯金分でA社13万円とD社17万円を一括で返済し、残りの借金額は合計75.2万円です。

浮いたお金の内訳は翌月分から
5万円→貯金
2万円→交際費
1.5万円→緊急時のお金
合計8.5万円となります。

6ヶ月後(返済開始から24ヶ月経過)

・B社クレカショッピングリボ 16万円(元金1万円ずつ返済)
・C社クレカキャッシングリボ 16万円(元金1万円ずつ返済)
・銀行カードローン      15.6万円(元金6000円ずつ返済)
・銀行カードローン      6万円(元金1万円ずつ返済)
       合計      53.6万円
(別途車のローン 20万円)

貯金額32万円

貯金分でB社16万円とC社16万円を一括返済し、残りの借金額は21.6万円です。

浮いたお金の内訳は翌月分から
7万円→貯金
2万円→交際費
1.5万円→緊急時のお金
合計10.5万円となります。

4ヶ月後(返済開始から28ヶ月後)

車のローン完済(6年間の毎月5万円の支払いという地獄から解放)

・銀行カードローン      13.2万円(元金6000円ずつ返済)
・銀行カードローン      2万円(元金1万円ずつ返済)
       合計      15.2万円

貯金額28万円

貯金分で残りの借金を完済㊗

ちなみに、僕の場合は住民税も自分で納付することになっていたので、住民税や車の税金、車のメンテナンス費などについてはボーナスで支払いを行っていました。

いつ終わるか分からない借金の返済は精神的にもかなりやられます。
ゴールの見えない地獄から抜け出す方法は自分でゴールを決めればいいだけだけです。
借金はいつかは必ず返せるものですし、もし金額的に支払いが不能という場合には債務整理や自己破産などの救済措置もあります。
まずは何よりも自分の現状をしっかり把握し、堅実に返済をすることを心がけましょう。

いつもバイナリーの手法など紹介していますが、間違っても今ある資金を増やして借金を返済しようなんて思わないほうがいいです。
借金を返す為だったり負けた分を取り返そうとしている状態で取引をしても間違いなくいい結果は出ません。
投資をするのであれば、お金にも心にも余裕があるとき、本当にこれが重要です。


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