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スタートアップPR立ち上げ2年間の成功と失敗、それぞれ3選

こんにちは、浅野です。
去年に引き続き、今年も #PRLT のアドベントカレンダーにエントリーさせていただきました。年に一度の節目、振り返りのタイミングとして定着しつつあります。

今年は、いつも傍聴者側として参加させていただいた #PRLTのイベントに、登壇させていただくという機会もいただきました。

この中でもお話させていただいたんですが、私はCADDiの広報を務めたこの2年間の中で、その時々の経営課題の変遷とともに、目指す目標とチーム組成を変えてきました。

このお話をさらに深堀っていただいた記事が、先日SELECKでも公開に。

おこがましくも人前でお話したり、こうしてきれいに記事にもしていただく機会に恵まれましたが、「道中ではかなり泥くさくつまづきながらやっとこさやってきた」という感覚が強いのが本音です。

せっかくなので、これらのもう少し裏側、良かったことだけじゃなくてもっとこうしたかったなという失敗も含めた振り返りを、今回はお伝えできたらなと思います。#スタートアップ、#広報立ち上げ、#1人広報 のようなフェーズにいる広報さんのお役に立てたら幸いです。

この記事は【#PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2020】の第15日目にエントリーしています。

やって良かったこと(継続したいこと)

1)振り返りと言語化
このnoteも一つですが、定期的に自分のやったことや追ってきた目標に対する行動と結果をまとめて振り返ることが本当重要だなぁと思います。

いいことはたくさんあると思いますが、
・PDCAが回せる
・社内/社外ともにコミュニケーションの効率化が図れる
・周囲の広報理解促進に繋がる
などが主に挙げられると思います。

まとめることって緊急性が低いのでついつい後回しになってしまって、日々の忙殺とともに時間がすぎ、そのうちに記憶も薄れてしまう・・ということになりがちです。
私もご多分に漏れずそうなので、いつもアウトプットすること(場所)から意識的に決めてしまうようにしてます。自分の担当日時が決まっているAdventカレンダーも有効ですし、社内で発表の時間を作ってしまう、社外の登壇イベントに挑戦する、など先にアウトプットする場所を決めてしまって周りに宣言し、逃げられないようにする(笑)というのがおすすめです。

2)チームの組成
この2年の中で経営課題に沿いながらその時々で役割を少しずつ変えてきました。(下記参照)

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初年度は社長直下の「チームひとり」状態でしたが、のちに採用チーム→SCMチーム→マーケチームと役割に合わせてチームを組成したり既存社内チームの中に入ってやっています。
1人よりもチームの方が断然いいなと思う理由は下記です。

① 大変なことも喜びもわかちあえる(精神衛生的にいい)
② チームメンバーとコラボしながら成果を最大化できる
③ 気づかない視点をもらえるし、切磋琢磨できる

特に①はあるあるだと思うんですが、やんや言い合えたり、掲載取れた時に喜んでくれる相手がいることって、めちゃ大事じゃないですか?笑。それだけで大変だったことも報われたりしますよね。

3)現場を知る
これは(特に事例が重要なBtoB広報において)必須と言えば必須なんですが、自社サービスのユーザーの生の声を知っていることや現場の解像度を高めようとする努力は非常に重要だと感じます。

事例記事の取材と執筆は外部に委託したりせず、基本自分で行うようにしていたりしていましたが、今年町工場の経営者コミュニティを自身で立ち上げ、そのイベントの中で直に経営者の声を聞けたことも、PRする上での大きな糧になりました。特にインターネット上で完結しない、リアルな産業のDXに挑戦している会社だと「現場」の重要性はより顕著かもしれません。

働き方が変わり、ともすると家から一歩も出なくてもPRの仕事としては成立しうるようになったかもしれませんが、全て伝聞をもとにするより、自分の目で見て・聞いて・触れたものを自分の言葉で話せたほうが、より熱を込められるなと感じています。

失敗したこと(こうすれば良かったなぁということ)

1) PRの採用、PRチームづくり
途中インターン生がいた時期もありましたが、基本この2年間1人広報でやってきました。
良くも悪くも自分しかいないので、責任感がある状態でヒリヒリしながらコミットできたことは、自分の成長のためには良かったと思います。

しかしやること・やらないことを大胆に取捨選択していかなければならず、チームであればより拡張性のある動きが取れたなぁと思うこともしばしば。特にPRパーソンの採用は簡単じゃないので、早期からもっと力を入れてやっておくべきだったなと思っています。(今、絶賛募集中です・・!)

2)PRのメンターがほしかった
キャディにPRとして入社した時、広報経験としてはまだ1年ちょっとくらいしかなく、製造業は初めてだしリアルなものを扱うサービスも初めて。
それまでの基盤も多少はありましたが、それでもわからないことや困ったこともたくさんありました。

些細なことでも相談したり、壁打ちになってもらえるような相手(メンター的存在)がいたら、きっと成長角度もより高まったかなと思います。

3)もっと初期から現場へ行くべきだった
良かったことでも「現場を知ること」をあげましたが、同時にもっと初期から現場を知る行動を積極的にとるべきだったなという反省もあります。
ステークホルダーごとにキーメッセージを作っていく初期フェーズなどは特に、「誰にむけて何を伝えたいのか」の解像度を高めるためにも現場に足を運ぶことの優先度をあげる価値は大きいと感じます。

最初はとにかく速くいろいろ形にしなくちゃ!と気が急いてましたが、形にする前にインプットを充実させる時間にもちゃんと投資する勇気が必要だったなと思います。

さいごに

他にも細かいことをあげればキリがないのですが、振り返ってみて心に残ったメインの成功・失敗を挙げてみました。

多くの人にとってそうかもしれませんが、自分も今年はいろんな意味で節目となる年になった気がしています。
来年はさらに挑戦する年になりそうなので、身を引き締めていきたいと思います!

一緒に製造業DXという大きな領域でPRを牽引してくれる仲間も大募集です!気軽にDMください:)

お読みいただいて、ありがとうございました。


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