堂島孝平×SOLO TOUR2022「Fitting journey」11/11 浅草花劇場


2022年11月11日 堂島孝平さんのソロツアー『Fitting journey』浅草花劇場へ行ってきました。あまりにも情報量が多かったので感想などを。
かなり時間が経っていますが、ツアー千秋楽を迎えられたのでセトリネタバレでつらつらと綴っていきたいと思います。


■ 堂島さんとの出会いなど


過去にkinki kidsを追いかけていて、シングル「僕の背中には羽がある」(懐かしの8センチCD)のカップリング「いつも僕は恋するんだろう」を初めて聴いた瞬間に衝撃を受けました。なんてキラキラした曲なの?!
メロディーと歌詞がキュートでポップで初恋の切なさもあって、kinkiへ久しぶりにこんなかわいい曲がきた!新しい風だ!!って歓喜しながらクレジットを見たら、作詞作曲に堂島孝平さんのお名前がありました。初めまして、でした。(kinkiにも初提供だったと思います)

その後、「カナシミブルー」で雰囲気の全然違うクールなダンスナンバー、Dアルバムの「Misty」で大人なkinkiを演出。
かわいいキラキラから、クールでダンサブルな曲まで、振り幅でかっ!!となった覚えが(笑)

その後、楽曲提供に加え堂本兄弟にも出演されるようになってkinkiとの関わりが深くなっていきました。
そうして今や、kinki kidsの共同プロデューサーとして楽曲提供から特典映像にも登場、「彗星のごとく」という楽曲の特典映像でもkinkiとコント?をされています。共同プロデューサーって…??

彗星のごとくといえば、堂島さんも 2021年アンジュルム界隈に彗星のごとく登場し、またたく間にアンジュルムの履修と解像度を高め、もはや落語か鉄板のすべらない話「アンジュルムがいたー!」を発表、アンジュルム側からもガンガン距離を詰められ、初対面で竹内朱莉さんから「曲作ってください!」と無邪気に依頼されるまでに。

そして 2022年春、アンジュルムに「愛すべきべきHuman life」を提供。(恐るべきスピード)(仕事もデキる人)
スカのリズムとメロディーに乗せて、アンジュルムの芯や理念のようなものを軽やかでポップな歌詞に盛り込み、今やライブを盛り上げるキラーチューンとなっています。現アンジュルムの名刺のような曲ですね。


■ よし、ライブへ行こう


アンジュルムを追いかける上で今の堂島さんも見逃してはいけない!
っていうか、見たい!!
すでに数人のフォロワーさんが堂島さんのライブに参戦されていて、皆さんが口を揃えてとても良かったとおっしゃるのでそれに背を押され、ギリギリで一般発売チケットを購入しました。整理番号〇番って書かれたチケットは初めて。

入場の順番が来るまで会場の外で待っていましたが、ファンの皆さんのマナーがとても良かったです。
初めての現場ってアイドルやアーティストより先にファンと接するんですよね。その時のファンの方々の印象がイコール演者の印象になってしまうこともあります。自分が熱烈なファンになってからでなく、ちょっと行ってみようかなってテンションで参戦しているなら余計に。

入場後のことで少しわからないことがあって近くにいた方に質問したのですが、とても丁寧に教えていただきました。優しい。
その節はありがとうございました。


■ そしてライブへ


浅草花劇場は空席を作らないフルキャパ。
入場の整理番号が遅かったので1階前方は埋まっていましたが、後方の真ん中が空いていたのでそこへ着席。後からどんどん人が入ってきて、両隣も埋まりました。

前売りは完売、若干の当日券が出たようですが見渡す限り満席。
ライブはソロということでギター1本の弾き語りとトラックで数曲。

 ※ セットリスト ※
  
公式さんがセトリプレイリストを作ってくださる有能ムーブ


ざっくりした感想は、エンターティナー。
ギターと歌だけでも十分聴かせられる力量で、説得力もある。けれど、そこだけにとどまらないパワーとファンサービス。

俺の歌を聴け!というよりは、客席も一緒に楽しもう!!って雰囲気で、とてもオーディエンスの方を向いている方だという印象。
合間に挟まれるMCも全方向へ視線を向けて話しかけ、お客さんが声を出せない状況でもアクションをしやすい方法で問いかけるので、こちらからもレスポンスしやすい。

岡山公演では早々に前売りが完売したらしく、スタッフの方々が座席を調整をして何席か作り当日券を数枚だしたものの、当日券は1枚も出なかった!という話をネタとして面白おかしく話していて、そこから当日券恐怖症になっていると。(後から、実は当日券で入場された方もいらっしゃったと聞いたそうです)

「前売りが早く売り切れたから、当日券もすぐなくなっちゃうかも!って気持ちにブレーキかけたくなるよね。わかる。……でも、そのブレーキ、外してみませんか?」(うろ覚え)(確かこんな内容)

トークの掴みが抜群にうまい。引き込まれる。
もはや落語。堂島落語。

「今日の当日券が売れているのかどうか怖くてまだ聞いていません!」
「当日券で入った方、いますか?」
客席に語り掛けると、2階席で数人の申告があったようで「あなた達はビック3です!!」と命名して盛り上げていました。

こんな風に楽しく面白いMCが印象的だけれど、当然歌もギターもすごい。
どの曲だったか覚えていないけれど、ギターだけの弾き語りなのにメロディーの他にベースのような低音も聞こえた。指どうなってます?
ホントにギター1本なの? 後ろで実はトラックが鳴っていない?って思うほど、音が重なっていた。音楽的な造詣が深い方ではないので、感覚的な感想しか言えませんが。

そんな超絶テクなギターと堂島さんの華やかな歌声が浅草花劇場を満たし、色とりどりなライトと同じくギターと歌声もとてもカラフルに変化していく。
このライティングもとても素敵で、もしかしてアンジュルムのメンバーカラー?!って1人で沸いてた。(オタクはすぐ推しに結び付けてしまう)(ライトの色なんてそんなもの)

浅草花劇場では何度かライブをされているそうで、重ねた日々は良い時間と出会いだったんだろうな。
浅草花劇場と相思相愛で、劇場ごと抱きしめ、劇場もまた堂島さんを包んでいるように感じた。

ステージ上の堂島さんはとても自由で、終盤の「センチメンタル・シティ・ロマンス」では客席にクラップを求め、「念じて!」「届けて!」って煽る煽る。それでも「ダメー!!」ってダメ出しをして何度もそのパートをリピート。
弾き語りならでの自由なアレンジ。自身が望むままにやれる。自分で演奏しているんだもんね。それにしても、歌いながら煽って、ギターも弾いて、しゃべって、腕っぷしが強いからこその暴れっぷり。軽やかなのに圧巻。

この繰り返し芸と巻き込み力が熱量を高め会場を一体化していく。
こういう方だもの、そりゃアンジュルムを好きになるよな~って、笑いながら手が痛くなるぐらいクラップを捧げた。


■ これは、将来のタケヲタの歌では…??


印象的だった曲をいくつか。

ツアー名が「Fitting Journey」なので「旅」にまつわる曲をと、セレクトされたらしい「旅する恋人」

これがね、「これってタケヲタの歌やん…!!」って、これまた勝手に重ねながら、推しの竹内朱莉さんを想いながら聴いていた。

旅に出たあのコ
東京の夕空を眺めなら恋人の無事を祈っている主人公からは、寂しさよりも恋人への愛おしさを感じる。素敵な曲。「恋人」って表記もいいですね

堂島さんもゲスト出演された『朝まで生たけうち』の後半のコーナーで、「将来はいろんな国へ行ってみたい」と語っていた竹内朱莉さん。
だからこそ、この曲の「あのコ」と竹内さんがシンクロしてしまった。

そうしたら、この日のライブ(2022/11/11)から数日後の竹内朱莉さんバースデーイベント(2022/11/15)(堂島さんもいらっしゃってた)で、「将来は(書道の)筆1本持って海外へ行きたい」とキラキラなお顔で話していて、あまりにもタイムリーでぴったりすぎて、「やっぱりタケヲタ曲!!」って私の中で勝手に位置づけてしまった(笑)

堂島さんの優しい声が、恋人への愛おしさと、恋人の背中を押して見守る包容力であふれていて、もしいつか推しが旅立つのなら、私も夕空を見上げながら続く空の向こうにいる推しの無事を祈りたいと思います。(気が早い)


■ 友よ…!!


2022年生誕祭で初披露された時からとても気になっていた曲「存在」
当時はタイトルがなかったので、アルバムFITに収録されていても聴くまでは存在を知らなかった。人との縁や繋がりを大切にされている堂島さんらしい曲

アンジュルムの「友よ」は、現在進行形で友との別れと約束の「今」を歌っているけれど、この曲は現在→過去を想う曲。大人の視点。

けれど、過去の中だけに閉じず、過去の未来=現在 へ「存在」は続いている。

「君をずっと ずっと覚えている」

アンコールで「葛飾ラプソディー」について、「当時、一生懸命やっておいてよかった」とおっしゃっていたのが印象的で。

CMソングとしてまた最近流れるようになったのは、当時この曲を聴いていた人が覚えていてくれてこの曲を取り上げてくれたからって語っていて。
楽曲の力があってこそだけれど、それよりも周囲の人との関わりに感謝しているような口ぶりで、堂島さんの周りが明るく温かいのはこういった考えで人柄だからだよなって理解を深めた。

どの過去も現在へ繋がっている。
改めてアンジュルムに「愛すべきべき Human life」をありがとうございました。

人との関わりがとても丁寧な人。
それはファンに対しても、推しであるアンジュルムに対しても。


■ 最後でやはり


ずっとアンジュルムには全く触れないでいたので、さすがにご自身のファンの前では推しの話はしないんだなと思ったら、アンコールであふれるように話しだした(笑)

生誕祭など大事な告知をしたインスタライブを終えて、「11月30日に向けて体調を整えます」宣言。アンジュルムの武道館があります、と。

「ホント元気もらえるんだよ」って独り言から、
「初めて推しという存在ができまして」
と推している今の感情と感覚のお話をされて、

自分の感情から、ファンの感情へ。そして「ありがとう」と感謝を述べる。
バランス感覚が抜群。


アンコールラストは「Halo Glow」で生歌生ギター
つまりマイクを通さず、自身の声とギターの音色だけ。(だったと思う)

それまで、楽しくて、キラキラして、面白くて、自由自在に飛び回って、客席からも参加しようよ! 全員が堂島孝平です!!って巻き込みテンションでずっとやっていたのに、大ラスでお客さんを解放して聴くことに集中させる演奏をする堂島さん

かっこいいし、なんかもう、ずるいね。ファンの人はたまらないだろうな。こういうところが掴んで離さないんだろうな。

とてもわかります。私の推しも「人たらし」なので(笑)

初めての堂島さんのライブでしたが、とにかく情報量がすごかった。
受け身だけではいられない。手を伸ばされ巻き込まれて参加して、求められ煽られ、会場の熱がどんどん高まっていく。
けれど、時々そっとその手を離して、ただの観客にもしてくれる。

その匙加減にキャリアと人柄を感じました。各方面へとても気を配っていらっしゃって、その上でご自身も楽しまれている。なんか、すごかった。(語彙力皆無の感想)

体力を増やしてまた参戦したいな


■ STAFFさんの有能ムーブ集

このソロツアーのライブの雰囲気が伝わる動画をスタッフさんがTwitterで発信されています。
未見の方はぜひご覧になって!!

・「月光地帯」間奏のギターかっこいい!

・「亡霊」
  アレンジでなんか複雑なことをやってる? リズムどうなってんの?

・「Almond」思い出用(笑)
  こちらは必見です。
  ハプニングもエンタメにしてしまう堂島さん
  (「BIG LOVE」って言ってるし、ラストのポーズは…)

・「てんてん」は毎公演ステージ上でインスタライブでもやっていました
  こちらは11月11日の浅草公演から
 (3:10あたりで「悔しいわ」ポーズを決めています)(体幹強い)



■ 堂島孝平さんのバースデーイベント、生誕祭があります!

ハロプロでいうところのバースデーイベントこと、「堂島孝平生誕祭2023」が年が明けた2月23日にあります。
今年の生誕祭は配信で見たのですが、とても楽しくて素晴らしかったので興味がある方はぜひ!!(来年も配信があれば見たい)

BIG LOVE !!


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