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王国栄華の地~ポーランド・ルブリン編~

ポーランド。三国分割で地図上からその姿を消し、ロシア、ドイツに幾度となく蹂躙された悲劇の国。

このような悲観的な見方が一般的なポーランド像かもしれません。しかし実は、ポーランド王国は中世にはヨーロッパ最大の版図を誇っていた強国でした。1569年、このルブリンの地でポーランドとリトアニアの合同が調印された時、その王国は歴史上に姿を現しました。

背景にも掲載したこのポーランドの国民的画家、ヤン・マテイコの作品こそ、ルブリン合同の瞬間です。

(ウィキペディアより)

クラクフ門です。ポーランドの首都は、長いことクラクフにありました。その古都の方角を向いていたことからクラクフ門と名付けられたこの門は、1341年に建てられたという歴史を持ちます。

いかにもポーランドらしい、彩り豊かな街並みです。

今度は旧市街へ入っていきましょう。かわいらしく、まるで絵本の中のような風景です。

僕はポーランドへは5~10回ほど行ったことがあるのですが(出入国を繰り返しているため、純粋な旅行回数はわかりませんが)、このような街並みを見ると本当に懐かしくなってしまいます。懐かしい気持ちをこれでもかと抱かせるような、ポーランドらしさ全開の旧市街の一面です。

しかし次に向かうルブリン城は、うって変わって独特の顔をしています。

ヨーロッパを周る際には城によく行くのですが、この白亜の城は唯一無二の姿だと感じます。

旧市街の夜景も綺麗です。立ち並ぶレストラン、懐かしいです…。

それでは、電車に乗ってクラクフへ―。クラクフは、合計で1年半ほどに及ぶポーランド滞在のうち、大半を占める思い出の地です。何を書けばいいか逆に迷いますが、少しでも魅力を伝えられたらと思います。

ルブリン駅

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