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ニューヨークで考え中の話をしたい


『ニューヨークで考え中』(著:近藤聡乃)
図らずも前回の映画の話からニューヨークつながりになってしまった。
『A子さんの恋人』の著者である近藤聡乃さんのコミックエッセイ。
ニューヨークでの生活が描かれているのですが、私としては知らない土地へ引っ越した時の気持ち、という感じで読んでいます。

パカッと

この本を実際手に取って開いたときに驚くのが、どのページもきれいに開くこと。
綴じ方が通常とはちがうのです。コデックス装というものらしいです。
個人的にまず最初にそこに驚いたんですけど、あんまりその話出ないですよね…

感想

自戒もこめて

その中で一番心に残っているのが、百二十六「新婚その後 その二」
旦那さんとの日常会話は英語なのですが、不機嫌な時に英語で話さないといけないということにさらにイライラしてしまった時の話。
ついイライラしていると、大切な人の一部が自分に無い分野だったりしたとき「興味がない・関係ない」と切り捨ててしまう時がある。
自分に無い、あるいは自分の方が理解ができていない・劣っているものに関して特にそう言ってしまう。
でも相手からすれば、自分に対して「興味がない・関係ない」と言われているようなもので決していい気はしない。
私は昔から負けず嫌いで、この傾向が顕著だから「興味がない」という言葉が出そうなときは、この話を思い出すようにしています。

やってみたい

あとうらやましいなと思った文化が、「玄関口の階段に座る」ということ。
たしかに、アメリカそんなイメージある!自分の家の前だけじゃなくても座るようです。
私のアパートも玄関先はちょうど日陰になっていて涼しいから、夕方とか座りた~いと思うんだけど、思いっきり道路に面しているし隣の部屋の人と出くわしたらしばらく気まずそうだからできない。
でも待ち合わせにしても、ちょっと一休みにしてもちょうどよさそう。
あれ、でも小さい頃は家に帰ったらお母さんが出かけてて入れなくて、仕方ないから外の階段でランドセルを机にして宿題やってたりしたな。
意外とイケる・・・?


これだけ書いておきながら、実はまだ手元に2巻までしかありません。
まだコロナが流行る前の話ですね。
3~4巻ではそのあたりの話も読めるようなので早く買わなきゃ。


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