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内側からの熱でハッピーになる話

一ヶ月ほどnoteの投稿が空いてしまいました。
その間、内側から鍛えてハッピーに向かうようなことをたくさんやってみて、効果があったのでnoteにしてみます。

[大人の自己分析をやってみた話]

個人的に尊敬の念を抱いている
SHOWROOMの前田さんの著書「メモの魔力」を読んでいたら、

巻末に自己分析1000問が掲載されていた。
なので、僕は一週間くらいノートに向かって自問自答を繰り返しました。

独立を考えている僕にとっては自分の選択1つ1つが人生に大きな影響を及ぼすお年頃です。なので、自分が心の底から求めていることを再解釈して、確実な意思と判断で人生を面白く生きようというモチベーションで取り組みました。
幻冬社の編集者の箕輪さんが以下に無料公開しているので興味のある方はやってみてください。損はないです。言い切れます。

僕の場合は、自分が本当に望んでいることを言語化できました。
プロセスとしては、
幼少期の原体験や現在に到るまでに感じていた感情を客観的に見ることで、自分がどんなことに喜びを感じ、どんなことをやるとハッピーなのか把握できました。反対の感情も整理できます。

再確認できた社会に対して僕がやりたいことは
「デザインで多くの人の役に立つ」です。
具体的には、
・自分の作った仕組み、デザインで人々を幸福度を上げる
・お店をたくさんつくる
・美味しいご飯屋さんを経営する
・宿泊施設をつくる
みたいなことです。
建築とデザインと経営と企画って感じですね。
全部に共通するのは、
デザイン活動が好きで、多くの人々の幸福度に貢献したいという感情が見え隠れしますね。そしてこの人はいろんなことをやりたいんですね。
飽きやすい人なんでしょうねー

ここまでの話は、
いわゆる「サンプル数1」で、科学的な根拠は特にありません。
自分がどんなことにどんな感情を抱いて生きてきたか客観的にみて、
やりたいことを深く知る、自分をうまく扱う手法って感じですね。
以下は科学的根拠がある話に移っていきます。

[心理学を勉強した話]

自分を深掘りしようとすると、どうしても科学的根拠のある情報を求めることになり、行き着いたのが性格特性用語を用いたBig Five 性格分析です。

このBig five性格分析は、現代の心理学で最も信頼性があるとされている性格分析です。多くの人数を検査対象にした論文がたくさん発表されていて、その結果を科学的根拠として組み合わせて信頼性を得ています。
人の性格因子を5つに分けていて、
協調性
→他者への配慮、共感能力、優しさ
高い方の特徴:協力的、道徳的、他者の利益
低い方の特徴:カリスマ性、個人的な成功、出世
社交性(外向性)
→ポジティブなことへの感情の反応
高い方の特徴:コミュニケーション力、野心、欲望
低い方の特徴:家庭の安定、考察、学び
勤勉性(誠実性)
→自己コントロール能力
高い方の特徴:自己抑制、集中力、スケジュール管理
低い方の特徴:アドリブ力、行動力、瞬発力
開放性(チャレンジ力)
→心の連想の広がり、拡散的思考、芸術的感受性、文化的機会を求める力
高い方の特徴:芸術性、知性、改革
低い方の特徴:問題解決能力、日常のリズム、形式的
神経症傾向
→ネガティブなことへの感情の反応
高い方の特徴:恐怖心がない、温和、頼れる
低い方の特徴:空気を読む、把握能力、洞察力

の因子で性格を分析します。
しかも、これは遺伝子レベルで性格が決まっているようです。
後天的に変えやすい因子は、勤勉性と神経症的傾向のようです。
勤勉性と神経性傾向は自分の努力で鍛えることができるということですね。
ちなみにBig five性格分析はアプリもあります。

今回はBig Five Testと同等の効果があるShort BIG FIVE TEST をご紹介します。僕はどちらもやりましたがどちらもほぼ同じ結果でした。
3分で出来ます。これは、企業の人事や採用を考える際にも有効じゃないかと個人的には思います。

以下の10の質問に直感で答えてもらって、それぞれに点数をつけてもらいます。

全く当てはまらない   0点
あまり当てはまらない  1点
どちらでもない     2点
まあ当てはまる     3点
完全に当てはまる    4点

①私は、初めての人に会うのが好きで、会話をするのが好きで、人と会うのを楽しめる人間だ。
②私は、人に対して思いやりがあり、その思いやりを行動に移し、他人を差別しない人間だ。
③私は、きっちりと物事をこなし、手際よく行動し、適切に物事を行おうとする人間だ。
④私は、いつも心配事が多く、不安になりやすく、気分の浮き沈みが多い人間だ。
⑤私は、知的な活動が得意で、創造性が高くて好奇心があり、新たなことを探求する人間だ。
⑥私は、恥ずかしがり屋で、物静かで、人が多いパーティなどは苦手な人間だ。
⑦私は、すぐ思ったことを口にし、冷淡な面があり、他人に同情を感じることはめったにない人間だ。
⑧私は、あまり考えずに行動し、さほどきっちりは行動せず、ギリギリまで物事に手を付けない人間だ。
⑨私は、たいていリラックスしており、落ち着きがあり、めったに問題について悩まない人間だ。
⑩私は、物事を現実的に考え、伝統的な考え方を好み、めったに空想などで時間を浪費しない人間だ。

採点が終わったら、以下の手順で点数を合計します。

質問6〜10につけた点数を、次のように変換する。
0 → 4
1 → 3 
2 → 2
3 → 1
4 → 0
点数を反転する感じですね。
上で変換した点数を、以下のように足し合わせる。
質問1+6=外向性
質問2+7=協調性
質問3+8=誠実性
質問4+9=神経症傾向
質問5+10=開放性
合計点が0〜4だったらその要素は低めで、
5〜8点だったら高めだとお考えください。

この結果、僕の場合は
社交性(外向性)6
協調性7
勤勉性(誠実性)3
神経症傾向0
開放性(チャレンジ力)7
数字で客観的に見ると、現状の僕は
優しくてメンタルが強くて創造性に富むけど、自己抑制が苦手なアドリブタイプ
と分かります。
夏休みの宿題はいつもギリギリで、コツコツ物事を進めるのが苦手なやばいタイプです。振り返ってみると、高校卒業後18歳で自宅浪人を決め込んで深夜のコンビニで働きながら勉強の計画倒れを起こしまくって失敗した日々を思い出します。笑
このテストは自己分析と照らし合わせても、相当に合ってる感覚があります。ただ、勤勉性の低い僕にとっての救いは勤勉性は後天的に向上するということです。
遺伝子への反抗が可能です。
で、僕が展開できるのは次の話です。

[自己コントロール能力を高める手法を使ってみた話]

僕は、自己分析を経て自分のやりたいことの本質を再解釈しました。
「デザインで多くの人の役に立つ」ために今何ができるのか。
残念ながら、ここ数年間独学で一級建築士の資格勉強をしてきましたがまだ取得に至っておりません。(ここからも勤勉性への不信感が生まれるっす)
免許の有無で、設計できる建築の大きさが変わります。
設計事務所の登録も管理建築士を立てる必要があります。
(ありがたいことに、代わりに登録してくれるとおっしゃてくれている方もいます)
ちょうど今勤めている会社が消滅し、グループ会社の一部になる段階なので、会社を夏に辞めて、多くの人の幸福度に貢献できるアプリ制作のスタートアップを始めようと思っていましたが、これを始めると一級建築士になるのがかなり遅れると共に、今担当している新築物件を収められなくなるという思いから、現状の職場を引き継いで自分で仕事を取って利益を生みながら一級建築士を取得する年にすることにしました。
今年の終わりか、来年には独立をして、デザイン会社を作って活動するつもりです。
アプリは1つのプロジェクトとして、そこから始めることにしました。
すでに制作会社へのコンタクト、SEへの相談、企画のブラッシュアップは同時に進めています。

つまり、僕が今やらなければならないことは7月末の資格試験に合格することです。仕事をしながら、勉強の習慣を徹底することです。
普通はみんな資格学校へ通うのですが、お金ないんで行きません。
ということは、僕は貧弱な勤勉性を担保に勉強を進めなければなりません。

これに科学的知見で対抗します。
僕は貧弱な勤勉性の遺伝子と戦います。
まず、勉強の方法を勉強し直しました。

分散学習とテスト効果

これも、多くの人を研究して得た知見(いわゆるメタ分析)で
科学的根拠があります。
小テストを使って、学習のインプットとアウトプットを同時に行う学習が一番効率の良い勉強法だとされており、
復習すべきタイミングも科学でわかっています。

「最初の学習から最初の復習まで」の間隔と「最初の復讐から試験までの」の間隔の割合を1:5にする。二回目以降の復習はテストまで均等に行えば良い。

例えば、2ヶ月後のテストに対して今日勉強したとすると、
その復習は60日/5=12日後に復習して、残りの48日で12日ごとに均等に復習すれば良いということです。
書籍や論文をみるとグラフが載っていて、学習効果が段違いで高いです。

このように上記はほんの一部ですが、まずは科学で証明されている効率の良い勉強法を確認しました。
参考文献載せておきます。表紙は怪しいんですが、内容は海外のメタ分析が沢山載ってます。読んで良かったです。
出来れば中学生の時に読みたかった。
今までいかに間違った勉強をしていたか、分かってしまいます。

WOOPの法則
1.願望(Wish)
2.成果(Outcome)
3.障害(Obstacle)
4.計画(Plan)

ここから、目標達成と意志力との無関係さや習慣化に関する科学的根拠を調べて、貧弱な勤勉性を上手に扱う手法を探りました。
自己啓発本などによくある全てを前向きに捉えようとするポジティブシンキングの考え方は意味を成さないという見解を持って、その代替案として考案された考え方がWOOPです。やる気だけじゃダメってことですね。
これに加えて、
if-then プランニングという考え方を取り入れました。
具体的には、WOOPと混ざったようなアプリがありますのでオススメです。

例えば、電車に乗ったら必ず勉強したい。その行動の障害は何か?
などを整理して行動を決めておくことで、
今自分たちに必要な習慣が楽に身につきます。
僕は、睡眠も筋トレも自炊も勉強もいい感じで回りはじめました。

「まとめ」

長い話になりましたが、ハッピーに生きるために自分の願望を掘り下げることから始め、自分を深く知り、ハッピーに向かうために今何が出来るのか考えて具体的に行動しました。
感覚としては、自分で自分の人生をコントロールできている感覚が強くなり
幸福感が増しています。
自分を理解してるので判断も早くなり、無駄な時間も減ったように思います。
人の幸福が嬉しいタイプなので、
この話が誰かの役に立てばいいなと思います。

人間は色々で面白いですねー
僕も引き続き頑張りますー🐕

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