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稽古場日誌 #04

「明後日の方向」のnoteにようこそ!『赤目』演出助手の植田です。

はるか昔、12月ごろにTwitterでオンライン通しの写真をあげた時に「なんでこんなことしているのか、次の稽古場日誌で紹介しますねー!」といったのですが、そこから全く更新しておりませんでした稽古場日誌。あれよあれよという間に本番まで終わってしまいびっくりしています(ごめんなさい)。
まだ配信も視聴可能ですし、せっかくなので演出助手の振り返りということで稽古場(振り返り)日誌はもうしばらく続けようと思いますのでお付き合いください🙇‍♂️

今日はオンライン稽古で行っていた工夫などお伝えします✨(ネタバレあり)

zoomならでは?画面表示のはなし

オンラインでの稽古は実際に稽古場で稽古するのとはかなり異なります。最初のころは、みんなの顔が見える形で読み合わせなど行っていました👇。

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オンライン稽古の後半からは、舞台上にいる役者以外は画面表示をオフにする方式を取りました。やはり視覚的に誰が今舞台上にいるのか、誰が声だけなのかがわかりやすいので、実際の舞台をかなり想像しやすくなりました(こんな感じ👇)。

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個人的には、シーンが終わって感想・読解などのためにみんながどんどん戻ってくる(=画面オンになる)時が、実際の稽古場ぽくて好きでしたね。

いろんな遊びや工夫のはなし

オンラインだと実際の稽古場とは違って体もあまり動かせないので、ある意味いろんな遊びや実験をやりにくくなりますよね。そんな制約の中でも『赤目』ではオンラインの時から色々試していました💥
例えば先ほどもあげたこちらの写真(どのシーンかわかりますか?)。

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こちらは1幕で早苗と小野が人形芝居で『磔茂左衛門』を演じるシーンなのです✨
このシーンも最初はセリフのみで行っていたのですが、途中から百花さんが人形を実際にもってきてシーンをやるようになりました(しかしこの青いのは人形なんだろうか……)。これもとても可愛らしくて楽しかったです🧸りょうさんのはリモコンだけど(笑)。
台本のト書きには早苗が「人形を持って帰ってきます」とあるので、初演は実際に人形劇だったのかな?と想像していますが、「明後日の方向」の『赤目』では対面稽古を経て最終的に人形振りになりました👇(写真:保坂萌)。

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他にも紙芝居を描いてみたり、

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背景も変えてみたり。

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ちなみに最後の写真で燃えているのは遼太郎さんです。これでどのシーンかわかっちゃいますね🔥

『赤目』のオンライン稽古でやっていた工夫など書いてみました!
オンライン稽古は読解などには良いし、オンラインならではの面白いこともあるけど、最後の方になるとやっぱり早く会いたいなーと演出助手は思っていました。あとは、他の公演のオンライン稽古ではどんな工夫があるのかも、知れたら良いですね。

『赤目』公演アーカイブ、及び付帯企画「白土三平と『赤目』の時代〜紙芝居からマンガへ〜」は2022年1月13日(木)13:00まで配信中ですのでよろしければご覧ください🐰(詳細はこちら

興味を持ってくださった方はぜひ、このnoteとTwitterのフォローもよろしくお願いします。
次回更新もお楽しみに!

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「明後日の方向」が目指している創作環境とそのための現場での取り組みはこちら👇


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