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初めて、自信を持って好きと言えるようになった人

じわじわと楽しみにしていた1日がついに来た。
2019年1月12日土曜日。
高橋優 LIVE TOUR 2018-2019 「STARTING OVER」だ。

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端的に言うと、よかった(語彙力)。

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前半の方は、自分のこと言われてるんかと思うくらい、自分の状況にあった曲ばっかりだった。この世の中は、社会状況に従っている人が多い。しかし、あなたもそのままみんなに合わせるの?どうするの?本当にあなたがしたいことしなくていいの?系。
就活したくない。今何したいかわからんからなにもせん、というのが最近の自分だった。そんな自分にぐさぐさ刺さる高橋優の歌。それにアニメーション。ダラダラしてしないといけないことをしている自分に情けないと思うのと同時に、意識変えて過ごしていかないと!とすこし促された。


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中盤は、たまたま11月や12月のしんどい時期によく聴いていた曲が多かった。
大学に行くまでの間、気持ちを切り替えるために聞いてたことを思い出した。曲が終わらなさそうだったら、集合時間に間に合わなかったとしても一極聞き終わってから集合場所に向かっていた。自分がうまくいかなかったときや、いやなことを言われたと感じたけど切り替えないといけないときにいろんな曲に助けられていろいろ乗り越えられたんだなあと実感した。何回か泣きそうになった(あくびでごまかした)。応援してくれる曲の幅が広いから、シチュエーションに合わせた曲が必ずある。


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後半は、荒んでいた心が癒されるような優しい曲ばっかりだった。なにか嫌なことや余裕がない時はここらへんの曲を聞こうと思ったのであった。
最近は、ひねくれて物事をまっすぐに見れない自分に開き直っていた。これが私だと。また、「ありがとうを大切に」なんて言っている人や曲、隠しきれないほど努力している人のことも鼻で笑っていた。しかし、同時に自意識過剰になっていた。自分が自分のしたいことを抑制している。自分が大学生活に何か没頭できなかったのはこのことが原因だと思っている。誰も見ていないのに、誰かになんか思われたらどうしようという感情が勝ってしまっている。中学時代の生活が原因だろうか。

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さて、高橋優の話に戻そう。彼の曲はダークなものから優しいものまでジャンルの幅が広い。こんな考え方もあるよなと気づかせてくれる歌詞。そして、ジャンルに合わせて歌い方も変えられる表現力の高さを持っている。
YouTubeの自動再生で流れてきた「パイオニア」に何か感じるものがあったことから彼に興味を持った。サビの韻を踏んでいるのがとても気持ちよかった。彼を好きになったきっかけは、深夜のテンションでファンクラブに入ったことだ。朝起きたときは、軽く後悔した。しかし、それは今では違う。彼に出会って、さまざまな考え方や捉え方の発見があった。こう感じることもできるのか、と価値観が広がった。「BEAUTIFUL」や「非凡の花束」に出てくる相手みたいな彼氏が欲しい。今まで「好きな芸能人は?」と聞かれても、自信を持って言える人がいなかった。今ではほんとうに彼に出会って良かったと、オールナイトニッポンサタデースペシャル「大倉くんと高橋くん」でのイカ焼きの話を聞きながら実感している。それにしても、今年度は、表現力がないとさんざん言われてきた1年だったから、彼の表現力を盗みたくなった。歌だけではなくてさまざまな表現方法があるが、私は何が向いているのだろうか。


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