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J.M.Weston722

J.M.Weston705は大層お気に入りになった。

初の『ちゃんとした靴』なのだから。


しかし、頭の片隅でもう一足気になっているブーツがあった。

ショップで705の隣に鎮座していたブーツ。

J.M.Weston722だ。

気づけばWeston心斎橋Shopに僕は立っていた。

更に気づけば722を手にしていた。

そして、更に気づけばカードを切っていた。

なんてことだ、僕はいつの間に夢遊病になっていたのだろうか。


正直な話、705の方が脱ぎ履きは楽だ。

722はベルトが面倒だ。

しかし、それでも良い。

このベルトがある、という風体がたまらないのだ。

面倒なことも素敵に思えたら、それは本当に素敵に変わる時かもしれない。



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