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【試し読みあり】Twitterで感動の声が殺到したウェブ漫画 『コロナが明けたらしたいこと』

こんにちは。アスコム編集部の菊地です。

『コロナが明けたらしたいこと』というコミックをつくりました。

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 このマンガは、もともと作者のうえはらけいたさんが、Twitterで日々投稿されていたものです。第12回コミチ漫画大賞の大賞に輝いた栄えある作品なのですが、ぼくは不明にも、その存在を知りませんでした。

 フリー編集者の方が企画を持ち込んでくれて、初めて作品に触れたのが、会社に向かう電車の中です。「3回涙する!」というキャッチコピーに「またずいぶん盛ってるな(笑)」と思いながら読み始めたのですが…。

 電車を乗り換え、降車駅についても、スマホをスクロールする手を止めることができませんでした。5月半ばのある日、虎ノ門駅のホームのベンチで、スマホを見ながら泣いている男性を見た人がいたら、それはぼくかもしれません。

 そして読み終えた次の瞬間には、会社のえらい人にメールを送っていました。「ぜひ、この作品を本にしたいです!」と。

 この物語は、主人公のおさむとつかさが出会う、幼稚園の入園式から始まります。幼いふたりは、お互いの手をギュッとにぎりあったまま、離しません。このシーンは、実は物語全体に関わる重要な意味を持つのだけど、そんなことはつゆ知らぬまま、ぼくは一気に引き込まれていました。

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 そこから、近づいたり、離れたりしながら成長し、大人になっていくふたりの10000日が描かれていくのですが、この物語では、特別な事件はほぼおきません(ラストを除いて)。

 そのかわりに描かれているのは、誰もが生きてくうえで経験するであろう、小さな、しかし本人にとっては重大な出来事の数々。そのたびに迷い、悩むふたりの姿を、どこまでも優しい目線で切り取っていきます。

幼い頃を描いた第一章なんて、「こんなことあったわ〜」の連続で、ひどく甘酸っぱい気持ちにさせられてしまいました。

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 おさむとつかさが“ふうふ”とからかわれるシーンは、これはもう、自分の話なのではないかと。もちろんぼくは、からかう側の坊主頭の男の子でした。ええ、うらやましかったんです・・・。

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 恋というには淡すぎる想いをお互いに抱くふたり。だけど、無邪気でいられる季節はあっという間にすぎてしまうもの。成長し、環境が変わり、人生における登場人物が増えていくにつれて、ふたりの関係もまた、変化していきます。

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 そのあたりの描写がものすごくリアルで、たとえば、幼なじみマンガの金字塔「タッチ」(年齢がバレる)のタッちゃんと南ちゃんが、成長してもずっとお互いだけを一途に思い続けているのは、とても美しいけれど、ある種のファンタジーではないだろうかと思います(←偏見と嫉妬)。

 おさむとつかさは、もっと生きることに不器用で、迷ったり、間違ったりを繰り返しながら生きています。そう、ぼくや、あなたと同じように。

 だからこそ、まるで自分の分身のように感じ、共感し、応援せずにはいられませんでした。

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 たったひとつだけ、このマンガが現実から外れたところがあるとすれば、それはラストで、「コロナが明けた未来」を描いているところでしょう。 

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 我々から多くを奪ったコロナ禍は、この物語でも、後半から猛威をふるいはじめ、おさむとつかさの生活にも大きな影響を与えます。現実同様に、それは、決して小さなものではありませんでした。

 でも、物語の最後で、コロナはきっちりと収束します。

 そこで描かれた希望とは?

 おさむとつかさには、どんな未来が待っていたのか?

 あのなつかしい日常は、戻ってくるのか?

 試し読みのページでは、出会って1日目〜1901目の物語、およびシャープ公式Twitterの人による解説を公開しています。

https://note.com/ascom_note/n/nd98dcd313455

 この解説も本書の読みどころのひとつで、ぼくはこの原稿を受け取った時に、パソコンの前でふるえました。

 優れた解説とは、それ自体がひとつの作品となる作家性を帯びるものであり、シャープさんの解説はまさにそれです。

 いま、日本中の人が「コロナが明けたらしたいこと」を考えながら、今日を生きていることでしょう。

 あなたの「コロナが明けたらしたいこと」が、遠くない未来に叶うことを祈っています。

 おさむとつかさのように。

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作者うえはらけいたさんの公式Twitter https://twitter.com/ueharakeita

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