1989男子と女子の世界へ

1989年。

私の家族は団地からマンションに引っ越しました。
仲の良かった女の子ともお別れです。
私は引っ越し最後の日まで泣いていたそうです。

今でも幼馴染のカップルが思春期に恋仲に・・みたいな
ドラマとか見るとうらやましくなります。


さて、新しい町では1年間、幼稚園に入ることになります。
幼稚園では「男子」と「女子」に区別されます。
それは発育や性差といった教育上の配慮だとは思うのですが・・。

今まで男友達のいなかった私は戸惑います。
プロレスごっことかドッジボールとか
やりたくないのに子供の世界の同調圧力で参加させられます。
当然、やったことないし、ASD特有の動作性IQの低さでいつも負けます。
と言っても幼稚園園児なんでそんな深刻なイジメにはならないんですけどね。


私はいつも女の子と仲良くなりたいなと思っていました。
団地で仲良くしてくれたあの2人の女の子のような子がいたらなって。

そんなある日、それなりに仲良くしてくれていた女の子に
講堂の裏でキスをしてしまいました。

「幼稚園児のおませな男の子が女の子にキスをした」
これだけ書くとちょっと可愛らしいのですが、

ASDの観点からすると問題かなと思います。

・衝動性をコントロールできない

これもASDの特徴です。

その女の子の保護者からうちの両親に苦情の電話、
私は母親にバカスカ殴られましたが
「幼稚園児のキス」でもやはり
女の子側の気持ちを理解できていない以上問題ですよね。

これが思春期になって異性に対して性的ないたずらだとか
これ以上書くとASDを擁護するはずが非難しそうなので書きませんが、
とにかく「衝動性のコントロール」は重要な課題だと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?