個人主義を、越えて

【Lulu__19】 ‏私たちは本来、みんなつながりあっているのに、さまざまな理由から攻撃の思いや不平不満をつくりだしています。その結果、つながりの欠如という幻想を生んでしまったのです。でも現実には、私たちは存在しているすべての人と、そして、あらゆるものとつながっています。 「チャック・スペザーノ」

言い換えると・・・私たちは本来、みんなつながりあって小集団でいきているべきなのに、さまざまな理由から個人主義の幻想をつくりだしています。その結果、集団への敵視を生んでしまったのです。でも現実には、私たちは存在しているすべての人と、そして、あらゆるものとつながっています。

この『集団への敵視』とは大戦時の挙国一致政策、弾圧強権による集団への同調性向が背景にあり、近代の経済最優先主義からも会社への忠誠などとして現れています。これが抑圧となり、反発のバネが縮みチカラを蓄えており、ゆえに「個人主義の幻想」が支持されることになりました。

しかし、結局、我々は未熟すぎたのです。集団というものが強圧的にしか形成されず真の仲間集団は経験することがないままで今に至り、農村の地域共同体は破壊され継承がなく、偽物の集団、そして偽集団への諦めと奴隷化しか道がなかった。個人主義も偽物の権利主張ばかりで。

どだい、組織的なイキモノでしかない人間が個人主義なんて、絵に描いた餅。矛盾のカタマリということに気付かず、個人生活、個人時間、個室など個のつくものに幻想だけをみいだして不満の代償行為をしている。個人の実現なんて実体の存在しない偽の幻影に代償的な満足をみている。

この偽物の認識を突破すのにはどうしたらいいのか?考えられる道は『存在しているすべての人と、そして、あらゆるものとつながっています』という冒頭の認識を追求することではないだろうか?つながっているとはどういうことを指すのか。その理念と具体的な実践事例はどういうことなのか。

『存在しているすべての人と、そして、あらゆるものとつながっています』の理念として『個にして全。全にして個』という矛盾を包含・止揚した、大統一の地平に立つことだろう。個を確立し、全に活かす。全を活かすに、個を殺さない。その大統一の地平を、いかにしてつかむか。

個だけでない。集団だけでもない。

~個と集団、相互のつながり~。

その認識は小は家族から集団、国家観へとつながり、偽物の国家運営と紛争が明け暮れる地球文明を大転換するときの基本的な実現基盤となっていく。

人類最大のテーマである・・・。


アセンション実践倶楽部 http://asejitsu.jimdo.com/


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