体験しなければ納得できない
どれだけ先人が知恵や教えを残しても、人間は自分でそれを経験しなければ、体験しなければ、どうにも納得ができない生き物だ。
「蛇落地悪谷」と呼ばれていた広島・土石流被災地―蛇が降るような大雨たびたび
http://www.j-cast.com/tv/2014/08/26214022.html
それが小さなことでも大きなことでも、語り制止する人がいなくなれば、自分の体験と比較できない出来事は迷信と化してしまう。
これは親が子に諭すのも、上司が部下に諭すのも、何ら変わらない同じ事で、自分が納得のできる体験をし得ない限り、本気で耳を傾けることはできないし、そのまま傾けずに終わってしまうことも珍しいことではない。
戦争を知らない子供たちから、戦争を知らない大人たちへ移り変わり、そして戦争もまた繰り返してしまうのではないだろうか。
自分探しを理由に、外国の戦地に赴く日本人が増えているという。現地で戦闘に参加し、命を落としている者も少なくない。
人はこうやって、自分で体験しなければ、どうにも納得できない生き物なのだ。先人の教えを盲信してしまうこと、それは賢いことなのか、愚かなことなのか――。
(アシベズヘア/facebook)
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