見出し画像

藤色の印象

うちのコーポレートカラーは「藤色」です。

noteでもかなり昔に書いたような気がしますが、日本の四季の中で育ったことは、日本人の豊かな感性を育む本当に貴重な体験だったと思っています。なので、コーポレートカラーは「日本の伝統色」にしたいと思っていました。

アプリやロゴに映えさせるために、藤色よりも色を少し変えているので、本当はもはや違う色かもしれませんが、「藤色」だと言い張っています。日本で育ったことに誇りがあるので。

で、今のコーポレートカラーを英語の名前で表現すると、「コールドパープル」なのだそうです。なんと、味気ないことか。趣がまるでない。こういった点でも日本人の感性は素晴らしいと感じます。

この「藤色」、うちのアプリのほとんどの基調カラーになっていて、やはり特に高齢の方々にはすごく評判が良いです。でも、若年層には、ピンと来ないようです。

私よりも10ほど歳上の、デザイナー兼イラストレーターの知り合いがいます。私に「あんたは幸せな技術」と言ってくれた女性です。

この人にうちのロゴを見せたときに、「風俗か!」と言われました。

え・・・?

開口一番、女性が「風俗か!」?

どうやら、海外では、紫は「ポルノカラー」の印象が強いようで、この女性は海外の案件もよく扱っていたので、もう紫は「ポルノのイメージしかない」のだそうです。

色の印象が国や文化で違うことは分かってましたが、これは正直、ショックでした。「藤色」、、、とても和やかな気分になりませんか? 夜とピンクが混じってポルノなのでしょうか? いや、ピンクは別にポルノの印象はないと言っていました。

日本を汚されたみたいで、犯されたみたいで、ちょっとショックでした。でも、「藤色」は今も使っています。

で、お陰様でもうあと2,3日で1000DLになるメモ帳アプリ「CountizePad」なのですが(本当に凄い勢いで、皆様ありがとうございます)、朝方にバージョンアップして、御要望のあった、「カラーラベル」機能を搭載しています。

でも実は、「カラーラベル」の対応は、社内で凄く迷いました。

アプリ全体が「藤色」を基調にしているので、この印象を阻害しないカラーパレットを考えると、上記に添付したような色しか用意できなかったからです。

ビビットカラーやパステルカラーなどは、このアプリ全体の「藤色」に合いませんから、搭載を見送るか凄く迷っていましたが、「この色調でも構わんよ」という方々にだけ使っていただけるように、搭載しました。

気に入らなければ、未使用で、機能を阻害しませんし、処理速度が落ちたりもしませんので、これでやらせてもらいました。

ただ、女子エンジニアから、現在設定しているカラーの表現が、もっと別のがいい、「これじゃない」っていっぱい言われたので、今日か明日中には、必ずアップデートします。

やはり女子です。

最近、くどくて申し訳ないですが、アプリ開発には、絶対、女子が必要です。

CountizePad: メモ帳に文字数カウント機能を添えて
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.materialize.wordcountize

あ、もしかして、この「CountizePad」が海外であんまり伸びていかないのは、まさか、この「藤色」、「紫」のせい???

だとしたら、マジでショックだなあ。。。。。。変えたくない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?