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「あつた蓬莱軒」の”ひつまぶし”は、ウナギ嫌いを克服させるほど旨い

今年もウナギの季節がやってきた。今年の丑の日は7/29(火)だ。二の丑はない。

去年も「あつた蓬莱軒」に行ってきた。毎年の恒例行事になっている。7/22(月)の一の丑ではなく、8/3(土)の二の丑でもなく、7/27(土)の何でもない日に行ってきた。ちょうど丑の日に挟まれて、まさにここしかないという食べ時だ! と確信して(言い聞かせて)。

「あつた蓬莱軒」はとにかく着いてもすぐには入れない。最低でも一時間は待たされる。それぐらい、大人気の良店だ。もう毎年の恒例行事だからまったくの余裕の心、ちゃちゃっと受け付けに名前を書いて時間を潰してくる。初めての人は、かなり予定が狂うと思う。私も初めての時は二時間待ちで、かなり予定を崩された。行く予定のなかった近くの熱田神宮に参拝に行ったり、名古屋コーチンを追い掛け回したり、名古屋城でモリゾー・キッコロを冷やかしたりしたものだ。

「ひつまぶし」は「あつた蓬莱軒」の登録商標である。

明治六年創業なだけあって、さすがに旨い。ただ、今回は敢えて「ひつまぶし」は避けて「上鰻丼」にした。ウナギの味をじっくり堪能したかったのだ。この高騰している最中、贅沢に「白焼き」も頼んだ。と言っても、値段は昨年と変わりなかったようだ。

しかし、とにかく、この香ばしさたるや!

非常に肉厚でたくましく、泥臭さもまったくない、タレも上品で清楚な甘さ。毎年来ているが、この感動が変わらない。私は「あつた蓬莱軒」に来るまで、ウナギが嫌いで食べられなかった。泥臭さが耐えられなかったのが一番大きい。

後日、8/3(土)の二の丑に「梅田の某江戸焼ウナギ店」で同じくうな重を同じ値段で食べたのだが、この店のウナギはべちゃっとしていて肉も薄く、泥臭さが残っていた。この店のウナギだったら私のウナギ嫌いは絶対に克服できていない。私以外にもウナギ嫌いの人が居て、騙されたと思って食べてみなよと言って食べさせたら、その人も「あつた蓬莱軒」のウナギだけは食べられるようになった。それくらい、嫌なクセのない、ウナギの本当の旨味を堪能できる店だと自慢できる。

夏休み、予定がまだ空いている人は是非、堪能してみてほしい。でもウナギの旬は、初冬の前くらいだけど・・・・・・あ、そうそう、「あつた蓬莱軒」のお姉さんに聞いた、金山にある「風来坊」という店の手羽先も食べたのだが、地元でも有名なだけあって、非常に美味しかった。例によって手羽先も嫌いだったのだが、この店のは食べられた。良かったら、こちらも併せて楽しんでもらいたい。

(アシベズヘア/facebook

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