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「友だち」? 「友達」? 正しい表記はどっち?

先日、「友だちとは? 友だちの定義とは? 本当の友だちとは? 本当の友だち・・・・・・いる?」という記事を書いたが、その中で、「ともだち」の表記を「友だち」として、私は用いた。しかし、世の中には、「友達」と用いる方々も多くいるだろう。

さて、どちらが正しい表記なのだろうか? 間違えていると小っ恥ずかしいので、調べてみた。

昭和23年(1948年)に発表された「当用漢字音訓表」において、「達」に対して「タチ」という音が認められなかった為、教科書や公用文においては「友だち」という表記で統一されるようになった。
 しかし、昭和48年(1973年)に発表された「当用漢字音訓表」の付表と、昭和56年(1981年)に発表された「常用漢字表」の付表に、新たに「友達」が加えられて以来、現在では「ともだち」は「友達」と表記するのが正しいとされている。これは、「友達」の「達」の接尾語としての機能が年々薄らいでいって「友人」と同義で扱われることが多くなった為だろうと考えられている。

どういうことかというと、元々、「ともだち」という語は、「私たち」「彼女たち」「オカマたち」などの語と同様に、「友」に複数形を表す接尾語である「たち」が結びついた語だった。しかし年々、「ともだち」という語は単数、複数に関係なく用いられるようになり、今では、「ともだちたち」という接尾語が二つ並ぶ語も一般に用いられるようになってしまった。そういう経緯もあり、今ではもう「ともだち」という語は、「とも」+接尾語である「たち」と考えるのではなく、「ともだち」で一語と考え、「友人」と同義で用いられるようになっている。

従って、現代において正しいのは、「友達」となる。複数形なら「友達たち」、接尾語の重複を嫌いうなら「友たち」となる。

どうやら「友だち」を好んで使っていた私は、戦後間もない頭をしているようだ。。。この機会に改めたと思ふ。

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