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里親は1割、後世に自分の遺伝子は残したいか

日本財団が、今年から4月4日を「養子の日」に制定したと発表していた。日本での「特別養子縁組」は非常に少なく施設に預けられる子供たちの10%程度で、それを推進する為に制定したようだ。だからといって簡単に推進されるものとはとても思えないのだが。

4月に「養子の日」を制定 恵まれない子どもに家庭の愛情を
http://news.mynavi.jp/news/2014/04/19/160/

この記事にあるように、問題は行政が養子縁組あっせんに関わっていないということで、そのことの改善なくして推進されるとは思えない。

そもそも、実際、どれほどの人たちが養子縁組を望んでいるのだろうか。私の偏見かもしれないが、養子縁組に良い印象を持っていない人は少なくないのではないだろうか。よくある話で、今は遺伝子鑑定が流行っているので、子供に血の繋がりを黙っていたケースで、子供から鑑定を求められてしまうとか、養子であることをオープンにしていたことで周囲からイジメに合ってしまうとか、血縁を特に日本では重んじているような気がしている。

わずか10%しか里親に引き取られないという現状からも、周囲の理解が少なそうだし、そうでなければ「明日、ママがいない」もあれだけの批判は受けなかったのではないかと思わされる。

主に不妊の夫婦が養子縁組を利用するらしいのだが、その裏では、「どうしても自分の遺伝子を残したい」ということで、個人でボランティアで精子を提供する男性も急増しているといい、個人精子提供サイトが急増中だ。

その提供を受けるのは未婚の40歳前後の女性たちなのだが、彼女たちは妊娠のタイムリミットから安全性を顧みずに個人提供の精子を用いるという。もちろん、HIVや肝炎、子宮内膜炎などの危険を孕んでいる。

彼女らは、「養子」ではダメなのだろうか? 私はまだ独身で40代も迎えないし、遺伝子を残したいという欲求も今はない。やはり彼女らも、自分のお腹を痛めた遺伝的繋がりのある子供が欲しいのだろうか。自分にはまだ分からない。

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