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「デスクが汚い人はクリエイティブ」米ミネソタ大学の研究結果

日本ではデスクが汚い人は「だらしなく仕事もできない」ような印象を持たれがちだが、実はそういう人こそ「クリエイティブな仕事(発想)ができる」という研究結果が米ミネソタ大学から発表された。

研究の内容は、「きちんと整理されたオフィスのグループ」と、「ぐちゃぐちゃなオフィスのグループ」に被験者を分け、同じ課題でアイデアを考えてもらうというもの。

結果は、後者のグループの方が前者のグループよりも「発想豊かな面白く斬新なアイデア」が遥かに多かった。人は雑然とした環境に身をおいた方がより独創的になり、斬新で豊かなアイデアを得やすく、新しいものに対してオープンな考えになる傾向があるとのこと。

これは確かに、分からなくもない。すべてが整理整頓されているというのは、ある決まった位置にあるルールの基にしっかりと整理、管理されているということだから、そのルールから逸脱してはいけないという心理が強く働いてもおかしくない。

日本の学校、企業もそうだが、校則、社則によって服装や髪型にまで制限が掛けられていて、小さい頃よりそのルールから逸脱できない心理を植え付けられてしまっていると思う。そのルールの延長にある創造はできても、革新的なものは忌み嫌われてしまう、これはこれからのサービス社会にとってはかなり不利なことじゃないかと思う。

今、私たちの周りの格段に便利になったと思うサービスは、ほとんどが海外の発想で出来ているんじゃないだろうか。iPhone、Android、Amazon、Google、きちんと、きっかりとしたものが作れる、手堅い生き方しかできない日本。

でもそんな中で面白いのは、アニメや漫画のクレイジーさが海外でウケるのは、日本人の抑圧された衝動の表れなんじゃないのかってことだ。普段は規律、ルールに縛られているから、空想社会で爆発させる。今、漫画家になりたいというような「一人でやる仕事」「一発当たる仕事」への人気もかなり下がっているから、いよいよ日本はどうなるんだろうかと不安になる。

なんらかの規律に縛られたままというのは、いつまでも古いということだと思う。世界から見た日本はどうなんだろう? これは贅沢な悩みなのだろうか。

誰だか忘れてしまったが、あるエコノミストが言っていたのは、まさに上の言うことを聞く、ルールに従うという教育が、起業率を低下させているというのだ。自分で発想して動くということがなかなかできない。それを「悪」のように教育されてしまっている。

デスクを片付けない言い訳みたいだが、私も綺麗なデスクやガッチガチのルールを強いる会社よりは、それはそれは汚い我が家での仕事の方が、生産性は遥かに良いです。

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