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今、「母乳フェチ」と「妊婦フェチ」が、大衆化されつつある。

「足フェチ」や「手フェチ」、「おっぱいフェチ」など、フェティシズムが性的嗜好程度に大衆化して久しいが、そのことにどこか侘しさを感じている人も多いのではないだろうか。今では「窒息フェチ」、「洗髪フェチ」などももはや大衆に一般化されつつあるが、最近になってまたよく耳にするようになったフェティシズムがある。それは「母乳フェチ」と「妊婦フェチ」だ。

ぽっこりお腹の膨らんだ裸体、黒く傷んだ乳頭、滴る母乳、それらに性的興奮を覚えてきた男性は、今日までに少なくはなかっただろう。しかし、それらをどれだけの人がひた隠し、孤独に倒錯の世界に浸っていたことか・・・・・・先日、スウェーデンとイタリアの医師チームが、「母乳フェチ」と「妊婦フェチ」に陥る原因を解明したと発表した。幼少期に発生した特別な刺激が、それ以降の性衝動に強く影響を及ぼすことは広く知られた科学的事実であった為、彼ら、「母乳」と「妊婦」を偏愛する約2200人の、生い立ちや家族構成、居れば兄弟姉妹の性別と年齢、さらに血の繋がりがあるかどうか、両親は同じか、それとも父母のどちらかしか同じではないか、もしくは血の繋がりはなく養子かどうか、などを徹底的にヒヤリングした。その結果、1歳半~5歳までの間に、「妊娠中」あるいは「授乳中」の「実母」に育てられた男性ほど、「母乳」や「妊婦」に性的興奮を覚えやすいことが判明した。これは動物でいうところの「性的刷り込み(ツルなど、人が育てると人に求愛する)」と同じで、人間にも当てはまることが分かった。面白いことに、「義母」だと、性的嗜好に影響することはなく、「実母」が「妊婦」という場合だけ、「性的刷り込み」が行われるようなのだ。

ところで、日本人の男子人口における長男の割合は、約75%だという。男子人口は約6100万人なので、大げさにいうと、約4575万人の男が、「母乳フェチ」であり「妊婦フェチ」であるということになる。なんともひた隠したものである。斯く言う私も、「母乳フェチ」であり「妊婦フェチ」であるのだが・・・・・・、確かに、一部では妊婦と母乳が神聖視されるように、背徳感はままある。若い、十代の頃には決して言えなかったフェティシズムである。以前、そんな背徳感がすっかり性的興奮に置き換わって久しい私は、中華料理店の店主の奥さん(39)が妊娠した際に、母乳プリンを作ってあげるわ!というので喜んで頂戴すると返事をしたのだが、店主に猛反対され、それを今も口惜しく思っている。

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