20240219

吸いたくもない煙草ばかり吸って
肺が泥濘む
排泄のために起き上がっては
無為へ横臥する
昼間は寝てばかり
そのせいで夜は眠れず
深夜に彷徨するのが習慣となった
夜更けの街は静かだ
寝息は壁を通過しない
紫煙は甘いが
それで何かが甘やかされるということもなく
雨垂れを眺める
コンビニの前にはいつも酒を飲みながら
電話をしている男がいて
彼が話す英語が
おれに外の風をもたらしてくれればまだ救いもあろうに
明日は仕事
効かない睡眠薬を飲み込む

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