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キッチンツールが自分の道具になっていく感覚

モノは使っていくことで、楽しみを感じていくことができると思っている。

例えば、鉄鍋は使わなければただの重いモノだけど、使っていくうちにできることが増えて道具になってくる。フィジカルに感じられるところもポイントかもしれない。

3年くらい前にSTAUBという鉄鍋を買った。最初の動機は不純で、買ってみればいつもと違うものを作るかなと思っていた。

しばらくは、他の鍋と同じようにしか使っていなくって正直何がいいんだ?と思っていた。使い方を学ばないとこうなる。

よくあることなのだがSTAUBが欲しかった訳ではなくて、食のスタイルを変えたかったんだよね。でもせっかく買ったし、使い方を研究してみることにした。研究といってもSTAUBのレシピ本を読んでみたりするだけ。

そしてSTAUBは蒸し焼きが得意ということがわかった。密閉した鍋の中でじっくり煮込むと具材からだしが出て市販のだしいらずということも知った。カレーでも、スープでも、肉じゃがでも他の鍋とは作り方を変えた。

そうしていくうちに、STAUBの使い方がわかってきて使うのが楽しくなってきた。一度蓋を閉めたら完成まで開けないで、時間をかけて火を通す。これさえ押さえておけば、あとは具材や調味料を変えて作る。

一度すごく汚れてしまい、重曹で洗った。とても綺麗になった。自分の道具になっていくと、手入れも丁寧になる。

道具を大切に使うということが、ちょっとだけわかった気がしている。

今日はこんなところに着地しました。

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