Facebookのリアクションにそもそも文字はいらないんじゃないの?
Facebookの「いいね!」に加えてのリアクション機能について、日本語/英語/日本語(関西)を比較したムービーを作りました。
実は随分前に作っていたんですが、忘れていたので今さらながらの紹介です。
「ひどいね」は、「ひどい目に遭ったね、共感するよ」といった意味なんでしょうが、「いけてないね」「面白くないね」などと侮辱するようにも取れるんじゃないかと指摘する声が、この機能が搭載された当初上がっていました。
まあ、わたしのFacebookのつながりの中で見る限り、「ひどいね」を「ディスる」用途に使っている人はいなさそうですが、若者達の間ではどうか分かりませんね。
関西弁の「そら怒るわ」は、短い文字数で見事に「ひどい目に遭ったね、共感するよ」的なニュアンスが含まれた名訳だと思います。標準の日本語版も「ひどいね」を「そら怒るわ」にすると、誤解によるいざこざが起きる可能性が減るんじゃないでしょうか。
そもそも絵文字に文字は必要なのか
この機能を見たときに、文字(テキスト)はなくていいんじゃないかと疑問に思いました。日本発の「絵文字」は世界の「emoji」となったわけですが、そもそも絵が文字の代わりとなっているので、そこに文字を加える必要はないんです。
「絵文字」は、日本人の波風立てない曖昧なコミュニケーションにうまく利用されてきたはずです。LINEのスタンプは、曖昧なまま会話を終わらせることができてとても便利です。
なので、このFacebookのリアクションも、文字は不要だと思います。なお、Facebookのリアクション機能の元ネタとなっていると思われるLINEのタイムラインの「いいね」は、絵文字だけです。
意外とみんなリアクションを使いこなしているけれど…
Facebookのリアクション機能が付いて1ヵ月近くが経ちますが、わたしの周りを見る限り、みんなうまいこと使いこなしているように見えます。あくまでもオプション扱いですし、通常は普通に「いいね!」を使ってる人がほとんどですが、投稿内容によっては「悲しいね」などをちゃんと使い分けています。
とはいえ、Facebookはなるべく「楽しい気分」を共有する場だとわたしは思っています。悲しい話題を投稿するときにも「最後にそれでも前向きに頑張ります」といったような「いいね!」につながる文章にすればいいと考えていますし、個人的には昔のように「いいね!」以外の絵文字はいらないと思います。
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