時代×働く目的
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多くの人はこれから働いていくには結果が必須だという。それは多くの場合正しい。仕事の目的を小遣い稼ぎでなく、自己の拡大におく場合だが。
トヨタの社長がいうには、終身雇用はこれから難しくなっていくという。彼の発言はしばしば年齢・学歴至上社会から能力至上社会への転換のように用いられる。ここで注意しておきたいのが、彼の発言はあくまで雇用主側からの発言だということである。
我々、被雇用者からするとこの転換にはどのような意味があるのだろうか。その一つに働く目的の変化ということがあるのではなかろうか。
終身雇用が約束されるということは、生涯にわたってその組織のために生きていくことを意味する。しばしば人生の目的がその組織への貢献になったりしたはずだ。
それが無くなるということは、人生の目的が個人に帰ってくることを意味する。ここで個人は大きな人生の選択肢を得る。(選択を強要される、と言うこともできる)①自己を拡大して日々成長していく道か、②日々の欲を消化するため、小遣い稼ぎとして働く道か、である。
どちらの道を歩くのかは、全て個人の自由だ。変化の激しい現代、もしかしたら①を進んでいたつもりが、次の日には②にいた、いうこともあるかもしれない。ただ一ついえることは、日々挑戦、成長をしない限り、腐敗していく運命しかないのだ。
あとがき
社会的、身体的に弱い人たちにはどうすればよいのか。その人たちは腐敗するしかないのか。この点には社会保障の面、人材活用の面からのアプローチが可能かと思われる。引き続き働くこと、その目的について考えていきたい。
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